アルバイトが利用できるキャッシングは2つ|借入時の注意点とは
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。
この記事の目次
アルバイトでもキャッシングできるのか気になる方も多いのではないでしょうか。結論、アルバイトの方が利用できるキャッシングは、「カードローン」「クレジットカードのキャッシング機能」の2通りです。
ただし、どちらの方法であってもキャッシングするには、審査に通過しなければなりません。現在どちらとも契約していない方は、カードローンに申込することを検討してみてください。
なぜなら、カードローンであれば、即日で融資を受けたり、利息負担を少なくすることができたりするからです。
また、これからカードローンを利用する方に向けて、申込前に知っておくべき注意点も解説します。
アルバイトの人がキャッシングする方法は2つ
アルバイトをしている人ができるキャッシングは、「カードローン」「クレジットカードのキャッシング機能」の2通りです。
アルバイトができるキャッシング方法
- 方法1|カードローン
- 方法2|クレジットカードのキャッシング機能
方法1|カードローン
カードローンは、借入専用のカードを利用してキャッシングできるサービスです。借入専用のカードをコンビニや銀行のATMに挿入すれば、難しい手続きをせずに現金を引き出すことができます。
ただし、カードローンは誰でも利用できるわけではありません。カードローンを利用するには、以下の条件を全て満たす必要があります。
カードローンの利用条件
- 18歳以上である※
- 高校生ではない
- 安定した収入を得ている
つまり、アルバイトであっても、18歳以上で毎月一定の収入を得ていれば、十分カードローンを利用できる可能性があるでしょう。
※20歳未満の方がカードローンを利用するには、提出書類が増えたり、保護者の承認が必要だったりするケースがあります。
方法2|クレジットカードのキャッシング機能
クレジットカードのキャッシング機能を使えば、カードローンと同様にコンビニや銀行のATMから現金を借りることができます。
ただし、クレジットカードのキャッシング機能を利用するには、お手持ちのカードに「キャッシング枠」を設定する必要があります。キャッシング枠が付いていないクレジットカードは、買い物や公共料金の支払いなどに利用できるショッピング機能しか使えないため、お金を借りることはできません。
クレジットカードにキャッシング枠があるかを確認する
クレジットカードをお持ちの方は、公式サイトや会員ページで、お手持ちのカードにキャッシング枠が付いているかどうかを確認しましょう。
もしもキャッシング機能が付いていない場合は、カード会社に申請してキャッシング枠を取り付ける必要があります。
その場合、カードローンと同じように審査を通過しなければ、キャッシングできないため注意してください。
これから申込する人はカードローンを検討すると良い
「カードローンとクレジットカードのどちらも持っていない」「自分の持っているクレジットカードにはキャッシング枠が付いていなかった」という場合は、カードローンを利用しましょう。
なぜなら、カードローンは、クレジットカードのキャッシングよりも早く契約できたり、月々の利息負担を少なくしたりすることができるからです。
キャッシングの種類 | 借入方法 | 契約までかかる時間 | 上限金利 |
---|---|---|---|
カードローン | コンビニや銀行のATM 口座振り込み |
最短即日 | 年15.0%~18.0% (相場) |
クレジットカードの キャッシング |
コンビニや銀行のATM 口座振り込み |
3日以上 | 年18.0% (相場) |
なお、カードローンは、主に「消費者金融」と「銀行」が扱う2種類に分類され、それぞれ特徴が異なります。
消費者金融のカードローンは利便性が高い
消費者金融が扱うカードローンは、銀行カードローンよりも利便性が優れている特徴があります。
消費者金融カードローンの特徴
- 土日や祝日でも即日融資を受けられる可能性がある
- 無利息サービスを設けている場合がある
もしも急ぎでお金が必要な場合や、短期間で完済することができるときは、消費者金融のカードローンに申込すると良いでしょう。
土日や祝日でも即日融資を受けられる可能性がある
消費者金融のカードローンは、銀行カードローンと違って土日や祝日であっても即日融資を受けられる可能性があります。なぜなら、消費者金融は土日や祝日に申込した場合でも、平日と同様の審査をしてくれるからです。
ただし、即日融資を希望する場合は、遅くても20時までに申込を完了させましょう。多くの消費者金融は、審査の対応時間を21時までに設定しているケースがほとんどです。
従って、20時以降に申込した場合は審査を完了できず、翌日以降の対応になってしまう可能性があります。即日融資を受けたい場合は、時間に余裕をもって申込しましょう。
無利息サービスを設けている場合がある
前提として、お金を借りた人は借入先に対して利息を支払わなければなりません。
出典:利息の知識|金融広報中央委員会利息とは元本債権から生ずる所得のことで利子ともいいます。金銭を目的とする消費貸借で元本以外に授受する金銭が利息で,それが手数料という名目であっても,利息であることに変わりはありません。
しかし、一部の消費者金融では、初めて利用する方に限り無利息サービスを設けているケースがあります。無利息サービスとは、利息が発生しない期間を指します。つまり、短期間で返済できる人は、利息を支払わずにお金を借りることが可能です。
一般的に無利息サービスは、「初めて契約した日の翌日から30日」で設定されているケースがほとんどです。しかし、金融機関によって細かなサービス内容は異なるので、短期間で完済できる人は、自分にあった無利息サービスを利用しましょう。
銀行カードローンは金利が低い
銀行カードローンは、上限金利を低く設定しているため、消費者金融よりも利息負担を抑えられる可能性があります。
カードローン | 上限金利相場 |
---|---|
消費者金融 | 年18.0% |
銀行 | 年15.0% |
初めてカードローンを契約する場合は、上限金利が設定されるケースがほとんどです。そのため、上限金利の相場が低い銀行カードローンを利用すれば、利息負担を抑えられる可能性があるでしょう。
銀行カードローンを利用しているアルバイトの人は少ない
銀行カードローンは金利が低い特徴がありますが、残念ながらアルバイトの人が利用するのは難しいでしょう。全国銀行協会が発表しているデータを確認すると、銀行カードローンを利用しているアルバイトの人は、全体の7%となっています。
参考:「銀行カードローンに関する消費者意識調査」|全国銀行協会
このデータから、銀行カードローンはアルバイトの方に積極的に融資をしていないことが分かります。反対に、アイフルが発表しているデータを確認すると、アルバイトやパートの方は全体の22.4%を占めています。
画像引用:こんなお客様にご利用いただいています|アイフル
上記のデータから、アルバイトが利用しやすいカードローンは、消費者金融であるということが分かります。
アルバイトの人がカードローンを利用する際の注意点
アルバイトの人はこれから、カードローンに申込する場合は、以下のポイントに注意してください。
申込時の注意ポイント
- 年収の3分の1を超える融資は受けられない
- アルバイト先に電話連絡がおこなわれる可能性がある
上記のポイントを知らずに申込してしまうと、金融機関の審査に落ちて契約できない可能性があります。
年収の3分の1を超える融資は受けられない
消費者金融が扱うカードローンは、年収の3分の1を超える融資を禁止しています。なぜなら、総量規制と呼ばれる法律によって貸しすぎを防止しているからです。
そのため、申込時に年収の3分の1に近い金額の融資を希望しても、少ない限度額を設定される可能性が高いと考えられます。
最悪の場合、審査に通過できないケースもあるため、自分の年収を把握して適切な希望額で申込しましょう。
アルバイト先への電話連絡がおこなわれる可能性がある
カードローンの審査では、申込者が本当に働いているかを確かめる「在籍確認」と呼ばれる手続きをおこないます。一般的に、在籍確認は申込者が働いているアルバイト先に電話連絡をして、職場に所属しているかを確かめます。
そのため、間違った職場情報を入力してしまうと、申込情報の訂正を求められる可能性があるでしょう。申込する際は、自分が働いているアルバイトの連絡先が正しいか確認してください。
原則として電話連絡をおこなわないカードローンもある
電話の取次ぎをしないアルバイト先に所属している場合や、職場への連絡を回避したいときは、原則として電話連絡をおこなわないカードローンを利用しましょう。
詳しくは後述しますが、消費者金融カードローンの中には、職場への電話連絡をおこなわず在籍確認の手続きを完了させてくれる金融機関があります。
ただし、原則として電話連絡をおこなわないカードローンであっても、在籍確認がなくなるわけではないので注意してください。何らかの方法で在籍確認をおこなうため、担当者の指示に従って手続きを完了させてください。
また、職場への連絡が必要と金融機関が判断した場合は、アルバイト先に電話が入る可能性があるため、注意しておきましょう。
アルバイトの人が利用しやすいカードローン3選
アルバイトの人がキャッシングを考えている場合は、消費者金融のカードローンを利用しましょう。例えば、アコムでは公式サイトでアルバイトやパートであっても利用できる可能性があると公言しています。
ここでは、アルバイトの方が利用しやすいカードローンを以下の基準から厳選しました。なお、いずれのカードローンであっても、「土日や祝日の即日融資」「無利息サービスの設定」が可能です。
紹介基準
- 利用者がトップクラス
- 無利息サービスを選択できる
- 原則として電話連絡をおこなわない
利用者が150万人以上のアコム
アコムは利用者がトップクラスの消費者金融です。公式サイトでは、152万8千人の利用者がいると紹介しています。(2022年6月時点)
そのため、アルバイトの方であっても、アコムを利用できる可能性は十分にあるでしょう。また、アコムは、振込キャッシングに特徴をもつカードローンです。
振込キャッシングは、申請時間によって振込される時間が異なります。例えば、平日の17:00以降や土日に振込申請をした場合は、翌営業日の9:30頃に反映されます。
しかし、アコムでは楽天銀行の口座をお持ちの方に限り、10秒で振込キャッシングしてくれます。土日や深夜帯であっても、振込キャッシングが可能であるため、楽天銀行をお持ちの方は、アコムを利用しましょう。
選べる無利息が魅力のレイク
レイクは、他の大手消費者金融と違い、複数の利息特典サービスを設けています。長い期間の返済が必要という方は、レイクで自分にあった利息特典を選ぶと良いでしょう。
どの特典がお得に利用できるか分からないという方は、公式サイトにある「お借入れ診断」を利用してください。こちらに、借入額と返済期間を入力すれば、どの無利息特典を選べば良いのか判断することができます。
レイクで選べる特典
- 通常申込で30日間特典あり
- WEBで申込する60日間特典あり
- 借入額5万円まで180日間特典あり
ただし、レイクの利息特典は、契約した翌日から適用されます。契約してすぐに借入しない場合は、無利息特典の期間が少なくなってしまう可能性があるため、注意してください。
職場への電話連絡をおこなわないアイフル
アイフルは、WEB申込であれば最短25分で融資を受けられるため、急ぎでお金が必要な方に向いています。さらに、アイフルは原則として電話をおこなわないと公言しています。アルバイト先への連絡を回避したい方が、利用するべきカードローンといえるでしょう。
ただし、アイフルが必要と判断した場合は、アルバイト先への電話連絡が行われるため注意してください。
まとめ
アルバイトの人ができるキャッシングは、以下の2通りです。
アルバイトができるキャッシング方法
- 方法1|カードローン
- 方法2|クレジットカードのキャッシング機能
これから契約をする方は、カードローンを利用しましょう。なぜなら、カードローンは、申込から融資までをその日で完了できたり、無利息サービスを設定してくれたりするからです。
ただし、カードローンを利用する際は、「年収の3分の1を超える融資はできない」「アルバイト先への電話連絡がおこなわれる可能性がある」という点は覚えておいてください。
上記点を押さえずに申込すると、融資を受けまでに時間がかかったり、審査に通過できなくなったりする可能性があります。
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社名:新生フィナンシャル株式会社
登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
電話番号:0120-09-09-09
貸付条件
貸付利率:4.5%~18.0%(年率)
※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
融資限度額 :1万円~500万円
返済方式:残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式
必要書類:運転免許証等
※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)
返済期間・回数: 最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します。
利用対象:満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
収入条件:安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)
遅延損害金: 20.0%(年率)
担保・保証人: 不要
※ご契約には所定の審査があります。貸付条件を確認し、借入と返済のバランスを考えて計画的に利用しましょう。
無利息に関して
・Webで初めてお申込みで60日間無利息
・初回契約翌日から無利息適用となります
・無利息期間経過後は通常金利適用となります
・Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。
※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。
Q.銀行カードローンは年収の3分の1を超えた融資を受けられますか?
ファイナンシャルプランナー|村上敬
年収の3分の1を超える融資を受けるのは難しいでしょう。
銀行カードローンは、総量規制の対象外であるため、明確な融資額の制限はありません。ただし、銀行は自主的に融資額を制限しているため、年収の3分の1を超える融資を受けられる可能性は低いと考えられます。銀行カードローンに申込する場合であっても、消費者金融と同様に年収の3分の1を超えないようにしましょう。