引退したくなるのも当然か。新日本プロレスの所属選手・タイチ(本名・牧太一郎)が不倫相手とのトラブルから、交際時の写真やLINEのやりとりまで、生々しい一部始終を公にされてしまった。

タイチを知るプロレスラーによると「本人は、引退するしかないと言っていた。まだ公にされていない、さらに過激なやりとりや写真があるようで、そういうものが表に出ると外も歩けなくなる、という感じだった」という。

 タイチは2002年、全日本プロレスで石狩太一のリングネームでデビュー。05年、付き人を務めていた川田利明とともに退団。その後、フリーとして活動を続け、09年に改名して新日本所属となった。妻は元女子プロレスラーのお船で、2児の父親でもある。

 前出レスラーによると「不倫相手はプロレスファンの若い女性で、昨年の地方興行では一緒に行動していたこともあった」という。

 この女性が破局を機にネットに晒したのは、プリクラで撮ったらしき多数のキス写真で、中には2年前の日付が入っているものもあった。さらに、交際時から破局までのLINEのやりとりも暴露され、「えっちしたい」「ちゅうしたい」「ちゃんとウンチも出しきって来てね」「●●●(女性の名前)のフェラ世界で一番きもちいいんだもん」「ううっ出る!んあっ!」など、タイチのプロレスラーとしてのイメージを崩壊させるようなものばかり。

 ただ、5月26日付の破局時になると「風俗女がよ よくも偉そうにしてくれたな」「自分は金のためによ きたねぇ男相手にしてよ、しゃぶって、舐められて、心身ともにきたねぇなお前は」とタイチの態度は一変。「全ての責任とって今から引退の申し出しに会社にいきます」と引退をほのめかしつつ、女性に「嫁のことは好きとかじゃないてゆってたくせに」と言われると「もっと給料持ってこいとか言われて、てめぇと嫁の板挟み状態が続いて、どっちもぶっ壊れたわ」と、家庭崩壊を招いた話もしている。

 こうした事態に、所属団体は「タイチ選手に事実関係を確認したところ、本人の一連の軽率な行動により相手方を含め、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことについて、深く反省しております」と事実関係を認めた上で「しかるべき処分を行いたい」と、なんらかの処分を行うことを示した。

 しかし、この処分で事態が収束するかはわからない。前出レスラーによると「実はこの女性、タイチから話を聞いたらしく、ほかに不倫をしているプロレスラーのことも知っていて、その選手当人が自分のことも暴露されないかとヒヤヒヤしている状態」だという。そのもうひとりの不倫レスラーは「タイチより格上の人気イケメン選手で、不倫相手は複数」というから、所属団体にとっては頭が痛い話だ。
(文=和田修二)