バイエルンに所属する元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングが自身の去就と同クラブに所属するオーストリア代表DFダヴィド・アラバの去就についてコメントした。20日、ドイツメディア『tz』が報じた。


 ボアテングとバイエルンの現行契約は今季末までとなっているが、契約延長交渉は行われておらず、2021年夏での退団が確実視されている。2012-2013シーズンと昨季に3冠を達成したボアテング自身は「調子が良く、ここ数カ月間で良いパフォーマンスを出して結果を残せていた」と話し、契約延長に進んでいない現状を悔やんでいるようだ。しかし、ハンジ・フリック監督については「人に対して誠実な関心を示し、正直に接してくれる」と関係の良さを明かした。

 また、ダヴィド・アラバの現行契約も今季末までとなっており、再三に渡りレアル・マドリードなどのビッグクラブへの移籍の噂が報じられている。ボアテングは2011年から9年間に渡ってともに戦ってきた盟友の去就について、以下のようにコメントしている。

「僕なら彼に、自分の心に耳を傾けるように助言するよ。
彼は素晴らしい人間なんだ。ただ、バイエルンのためには彼が残ってくれることを願うよ。でも、ダヴィドは何よりもまず僕の友人だから、幸せになってほしい」

 いまだ去就が不透明な両選手だが、契約延長はせず、来夏までにはクラブを去ることになるのだろうか。