21日に行われたスペインリーグ24節、ホームでのマラガ戦で0-1で敗れたバルセロナ。この日のゲームは現地時間16時にキックオフされた。
16時はスペインの生活習慣において、昼食後のシエスタ(昼寝)の時間だ。バルセロナとエースであるリオネル・メッシは、お昼寝の時間にキックオフされるゲームを苦手としていることがマラガ戦でまたも実証された。スペイン紙『アス』が伝えている。

 バルセロナは2014-2015シーズンでこれまでに16時キックオフの試合を5試合プレーし、獲得可能な勝ち点15のうち10ポイントを手にした。アスレティック・ビルバオ戦、アルメリア戦、コルドバ戦で勝利し、ヘタフェ戦で引き分け、そしてマラガ戦で敗れた。優勝を争うバルセロナにとっては手痛い1敗だ。


 昨シーズンのデータを振り返ってみると、マラガ戦の敗戦が将来的に痛い黒星になる可能性を示唆している。バルセロナは昨シーズン、16時キックオフのゲームを6試合行い、3勝1分2敗。バレンシア、バジャドリードに敗れ、ヘタフェと引き分けた。結果的にこの戦績が尾を引いて、アトレティコ・マドリードにリーガ制覇を許してしまった。
 
 16時キックオフのゲームはバルセロナだけではなく、アルゼンチン代表のリオネル・メッシにとっても鬼門となっている。メッシは昨シーズン、16時キックオフのゲームを2試合負傷で欠場し、残りの4試合では3得点を決めた。
今シーズンの16時キックオフのゲームでは5試合で2得点。5-0で勝利したコルドバ戦での2得点しかなく、5試合で1試合しか得点できていない。

 バルセロナもメッシも、普段は昼寝をして身体を休めている時間帯のゲームでは、その習慣のまま身体が思うように起動しないのかもしれない。