プレミアの若き守備職人はどこへ行く イングランド代表MFに求...の画像はこちら >>

ウェストハムのライス photo/Getty Images

残留か、それともステップアップか

昨季ブレイクを果たした若きイングランド代表MFは、2019-20シーズンにどこでプレイしているのだろうか。ウェストハムに所属するMFデクラン・ライスの去就は気になるところだ。



今夏の移籍市場は他にも若手注目株が多いため、今のところあまり話題とはなっていないライス。しかし、彼も若手実力者の一人であることは間違いない。守備力に不安の残るビッグクラブは、そのどれもが彼をリストアップしていることだろう。昨夏は最終的に残留となったが、ウェストハムは戦々恐々としているはずだ。

そんな中、ウェストハムのOBであるフランク・マクアベニー氏は、ライスに移籍するかしないかの早急な決断を求めている。同氏は獲得する側、される側双方にとってそれが望ましいと主張し、英『Football Insider』へ次のように語った。


「デクラン・ライスができるだけ早く決断をすることに期待しているよ。彼が移籍するという噂は数多くあり、この夏以降もウェストハムにいるかはわからない状況だ。彼がアイルランド代表とイングランド代表の間で悩んでいたことを思い出してほしい。ライスはなかなか決断を下すことができなかった。ビッグクラブへ行ってイングランド代表での地位を固めるべきとの意見もある。しかし、獲得する側もそうするには莫大なお金を支払わなければならないんだ。
双方にとって、決断は早い方がいいと思うね」

過去にはアイルランド代表とイングランド代表のどちらでプレイするか、悩み抜いた末に“スリーライオンズ”を選んだというエピソードがあるライス。その時のようにいつまでも決断を先延ばしにしては、誰も得しないとマクアベニー氏は考えているようだ。たしかにその通りか。

とはいえ、プレミアリーグはまだシーズン中。マクアベニー氏の意見はもっともだが、今はライスもピッチ上でのプレイに集中したいところだろう。悠長に構えすぎるのもよくないが、あまり先を急ぎすぎるのも考えものかもしれない。


●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!

電子マガジン最新号は、「欧州サムライ伝説」第2章。2010年代に入り、多くの日本人選手が欧州へ羽ばたいた時代へ。香川真司長友佑都本田圭佑岡崎慎司長谷部誠ほか……。欧州で足跡を残したサムライたちの偉業を豊富な写真とともに振り返ります!

http://www.magazinegate.com/theworld/