
大阪・関西万博に出展する中国は2月28日、パビリオンのロゴマークとマスコットを発表した。中国パビリオンは参加国が自ら建設する施設の中で最大級の規模を持ち、「人と自然の生命共同体の構築-グリーン発展の未来社会」をテーマとしている。
中国国際貿易促進委員会の楊帆スポークスパーソンは同日の記者会見で、ロゴマークは篆書の「石鼓文」を基調としており、濃厚な中国情緒を世界に発信すると説明。「石鼓文は中国最古の石刻文字として知られ、歴史的、文化的な価値が高い。メインカラーの『中国紅』(チャイナ・レッド)は情熱と高揚、喜びを象徴している」と述べた。
楊氏はまた、マスコットは「悠悠(ヨウヨウ)」という名前のジャイアントパンダだと紹介し、「中国の国宝であるパンダは、重要な国際イベントでいつも友好の使者としての役割を担ってきた。この顕著な特性を生かし、生物多様性の保護を強化し、世界各国と共に人と自然が調和、共生する地球という美しい故郷を築くという中国の願いを伝えたい」と述べた。【新華社北京】