中国の物流大手、J&Tグローバルエクスプレス(極兎速逓環球)が5日に発表した2024年12月期決算は、売上高が前年比15.9%増の102億6000万ドル(約1兆5287億4000万円)だった。小包取扱量は31.0%増の246億5000万件、主要事業の宅配サービスの売上高は23.4%増の99億8000万ドル(約1兆4870億2000万円)となった。

純損益は前年の11億6000万ドル(約1728億4000万円)の赤字から1億1000万ドル(約163億9000万円)の黒字に転換した。調整後純利益は約2億ドル(約298億円)で、市場予想を上回った。

低所得者層を狙う中国発格安EC「Temu」、アマゾンでもSHEINでもない真の競合とは

東南アジア事業は、売上高が22.3%増の32億2000万ドル(約4797億8000万円)、調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が21.3%増の4億6000万ドル(約685億4000万円)となり、配送1件当たりの単価が約14.9%低下した。

中国事業は、売上高が22.2%増の63億9000万ドル(約9521億1000万円)、調整後EBITDAが13.9倍の4億3000万ドル(約640億7000万円)となり、配送1件当たりの単価が約11.8%下落した。【新華社北京】

編集部おすすめ