中国飲料水大手の農夫山泉が26日に発表した2025年6月中間決算は、売上高が前年同期比15.6%増の256億2200万元(約5380億円)、純利益が22.1%増の76億2200万元(約1600億円)だった。特に茶系飲料事業が急増を維持、ボトル入り飲料水事業が回復し、これら主力事業が最高業績更新に寄与した。
茶系飲料事業は突出した業績を収め、売上高は19.7%増の100億8900万元(約2120億円)となり、売上高全体の39.4%を占めた。
英コンサルティング会社ブランド・ファイナンスが7月に発表した「ノンアルコール飲料トップ50」ランキングでは、同社が米国のコカコーラとペプシコーラに続いて3位となり、3年連続でベストテンに名を連ねた。
もう一つの主要事業であるボトル入り飲料水事業の売上高は10.7%増の94億4300万元(約1980億円)で、売上高全体の36.9%を占め、回復傾向が鮮明になった。
機能性飲料の売上高は13.6%増の28億9800万元(約610億円)、果汁飲料は21.3%増の25億6400万元(約540億円)だった。【新華社北京】