中国の宅配大手、順豊控股(SFホールディング)がこのほど発表した2025年6月中間決算は、売上高が前年同期比9.3%増の1468億5800万元(約3兆840億円)、純利益が19.4%増の57億3800万元(約1200億円)だった。1株当たり純利益は16.0%増の1.16元(約24.4円)となった。

1~6月の宅配事業の売上高は10.4%増の1093億元(約2兆3000億円)だった。純利益率は3.9%と0.3ポイント上昇した。フリーキャッシュフロー(純現金収支)の純額は6.1%増の87億4000万元(約1835億円)となった。取扱実績は25.7%増の78億5000万件で、月別の前年同月比伸び率は1月が16.0%、2月が17.7%、3月が25.4%,4月が30.0%、5月が31.8%、6月が31.8%だった。

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6月末時点で、米フォーチュン誌の中国企業番付「フォーチュン中国500」に選ばれた企業の95%以上が同社とパートナーシップを築き、60%以上が同社の国際物流サービスを使用している。湖北省鄂州(がくしゅう)市にある同社の貨物専用ハブ空港、鄂州花湖国際空港の運航路線は国内59路線、国際19路線に上った。【新華社北京】

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