伊藤忠商事、アニメ事業に参入　スカパーJSATのアニメ製作子会社に出資
伊藤忠商事は、スカパーJSATが2024年4月1日に設立予定のアニメを中心とした映像コンテンツ製作会社「スカパー・ピクチャーズ」に出資し、アニメ事業に参入すると発表した。

スカパーJSATは、近年アニメ製作事業を積極的に進めており、現在4つの作品を製作中。
今回、事業分割によりスカパー・ピクチャーズを新設し、事業展開の加速を図るという。今後数年以内に10作品以上のアニメ製作を企画から立ち上げ、国内外に展開していく計画だ。

伊藤忠商事は2021年、アニメ・キャラクターライセンス事業を行うRights & Brands Asia Ltd.を香港で設立し、アジア圏向けの映像配信や商品化を進めている。今回の出資参画により、製作したアニメ作品の海外展開と関連商品等のライセンス展開を一体的に推進できる体制を構築し、日本アニメ作品のファン層拡大とスカパー・ピクチャーズの成長支援を目指すとのことだ。

伊藤忠商事は中期経営計画の基本方針として「マーケットインによる事業変革」を掲げている。同事業を通じてアニメ事業の知見・ノウハウを集積し、生活消費分野における顧客ニーズを捉えた新たな商品・サービスの提供と、日本アニメ作品のさらなる世界展開を目指していくとしている。

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伊藤忠商事、アニメ事業に参入■ スカパー・ピクチャーズ社概要
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