
ゼンリン、各社の荷物の配送状況を一括管理する「共同配送システム」を開発同システムは、埼玉県秩父市において、ヤマト運輸、西濃運輸、福山通運の3社の荷物を集約し、地域の事業者が個人宅などの配送先まで配送するサービス「おむす便」で実運用を開始したという。
■「共同配送システム」概要
・地域の配送を担う事業者は専用の端末を操作して、荷物に貼付された配達伝票のバーコードをスキャンし各種情報をシステムに登録。
・情報はクラウドを通して共有され、物流事業者各社はブラウザ上で荷物の状況を確認可能。
・導入にあたり既存の基幹システムの改修は不要で、新たな配達管理システムとして利用できる。
【システム利用の流れ】(以下「登録」は全て、伝票バーコードのスキャンにより完了)

プレサービスの結果、「荷物の配送管理システムが各物流事業者で異なる為、日々の配達状況の管理や配達結果をアナログで管理しなければならず、荷物を管理する各物流事業者や、配送を担当する地元事業者の業務負担が増加する」という課題が判明したという。
同課題の解決に向け、ゼンリンはヤマト運輸と連携し、パナソニック コネクトの「配送見える化ソリューション」をカスタマイズし、各社の荷物の配送状況を一括管理できる「共同配送システム」を開発。
ゼンリンはヤマト運輸と連携し、共同配送サービスおよび「共同配送システム」の水平展開を目指していくとしている。