ペットを飼っている世帯は21％、飼育経験者は約半数　犬は「ペットショップ」で購入、猫は「拾う」ケースが主流に

クロス・マーケティングは、2024年10月、全国に在住する20～69歳の男女5,000人を対象に「ペットに関する調査（2024年）」を実施し、その結果を公表した。

■ペットの飼育状況・種類・入手経路

調査の結果、現在ペットを飼育している人（現飼育者）は21％、過去に飼育していたが現在は飼育をやめた人（過去飼育者）は26％と、合わせて47％はペットの飼育経験があることが分かった。

また、世帯年収が高くなるほどペットを飼っている人が増える傾向にあり、年収1,000万円以上では現飼育者が34%を占める結果に。

ペットの飼育状況飼っているペットの種別は、「犬」が43％、「猫」が38％となり、世帯年収が1,000万円以上の世帯では「犬」を飼っている割合は59％に達した。

ペットの種類犬の入手経路は、「ペットショップで購入」が50％、「ブリーダーから直接購入」が21％、「友人・知人から譲り受けた」が17％と続く結果に。

一方、猫の場合「拾った」が34％、「友人・知人から譲り受けた」が26％、「ペットショップで購入」が16％であり、「拾った」ケースが特に目立った。

ペットの入手経路

■ペット同伴の外出行動

ペット同伴での外出の有無について聞いたところ、散歩以外でペットと一緒に外出する割合は41％だった。20代や年収1,000万円以上の世帯では、ペットと一緒に出かける人が5割台と多く見られた。

ペット同伴の外出行動

■サービスの利用状況・利用意向

犬の現飼育者に利用しているペット関連のサービスを聞いたところ、「かかりつけ獣医のいる病院」が69％、「トリミング・美容関係」が55％、「健康を考えたペットフード」が46％、「ペット保険」が44％だった。

猫の飼育者では、「かかりつけ獣医のいる病院」が63％、「健康を考えたペットフード」が41％で上位に。利用していないが利用したい・使用予定では、犬、猫現飼育者の4割近くが「お葬式・お墓・供養」と回答。

サービスの利用状況・利用意向過去に飼っていたペットが死亡した場合、亡骸をどのようにしていたかを聞いたところ、「敷地内の土に埋めた」が32％、「火葬し、遺骨はペットお墓に埋葬した」が23％、「火葬し、遺骨は自宅において供養している」が22％と上位に。火葬をしているケースは45％みられた。

ペット死亡後の対応【調査概要】
調査手法：インターネットリサーチ
調査地域：全国47都道府県
調査対象：20～69歳の男女
調査期間：2024年：10月4日～6日
2022年：10月21日～25日
有効回答数：本調査5,000サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100％にならない場合がある

＜参考＞クロス・マーケティング「ペットに関する調査（2024年）実態編」