
■10年前は「旅行・航空」が人気。「金融」も上位にランクイン
2017年卒の「就職人気企業ランキング」では、1位のANA(全日本空輸)を筆頭に、2位JAL(日本航空)、5位オリエンタルランド、6位JTBグループがトップ10入り。航空・旅行・レジャー分野の人気が高かったことが分かった。2017年卒 就職人気企業ランキングまた、7位味の素、8位森永製菓、9位サントリーホールディングスなど「食品」企業も上位にランクイン。さらに、3位伊藤忠商事、10位三菱東京UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)も含まれ、当時は商社や金融分野の人気が高かったことが分かった。
■2017年卒~2019年卒はANAが3年連続首位
2017年卒~2019年卒では、ANAが3年連続で首位を獲得。JALもトップ10にランクインしており、現在の社会人6~8年目にあたる世代が就職活動をしていた時期には「航空」分野が高い人気を誇っていたことがうかがえるという。また、オリエンタルランドやJTBグループなどのレジャー・旅行関連企業も引き続き注目を集めていた。
■2020年卒以降は伊藤忠商事が7年連続首位。「食品」も人気
2020年卒~2026年卒の間、伊藤忠商事が7年連続で首位を独占。味の素やアサヒ飲料といった「食品」企業も高い支持を得ている。また、任天堂は2021年卒で9位にランクインして以降、2022年卒6位、2023年卒5位、2024年卒2位、2025年卒4位、2026年卒3位と安定してトップ10入りを果たしている。2022年卒以降では講談社や集英社もトップ10の常連となり、ゲームや電子コミック、動画などデジタルコンテンツを提供する企業がデジタルネイティブ世代の学生から支持を集めているとのことだ。



■10年間トップ10に入り続けた企業は伊藤忠商事と味の素のみ
過去10年間でトップ10に連続してランクインしたのは、伊藤忠商事と味の素のみ。調査概要【2024年調査(2026年卒対象)】
調査期間:2024年4月1日~2024年10月31日