
同月のカレーライス物価は1食あたり407円となり、初めて400円を突破したとのことだ。
「カレーライス物価指数」推移(全国平均)「カレーライス物価」は、家庭で6食分を調理する想定で使用する材料や水道光熱費をもとに、全国平均価格を試算したもの。構成要素にはニンジン、ジャガイモ、タマネギ、輸入牛肉、コシヒカリ(1食あたり約1合)、市販のカレールー、食用油、水道・電気・ガス代が含まれるという。
品目別では、全体の約5割を占める「カレー具材(肉・野菜)」の費用が209円となり、猛暑による生育不良の影響が続いた2024年8月以来の高値水準だった。また「ごはん(ライス)」は前年同月比77円増の169円と、こちらも過去最高値を更新した。水道光熱費は政府の補助により4円で推移し、低下傾向にあるという。カレールーの価格(25円)は変動がなかったとしている。

同社は、3月のカレーライス物価について、東京都区部の物価動向をもとに1食あたり420円前後までの上昇を予測している。
一方で、電気・ガス代については政府の支援策により、3月調理分までは値下がり傾向が続く見込みだが、4月以降は上昇に転じる可能性があるとのことだ。
今後もカレーライス物価は、高止まりあるいは上昇基調が続くとみられており、家計への影響が懸念されている。