
【福田駿】 株式会社 Diary代表取締役。就活YouTubeチャンネル「しゅんダイアリー」を運営している。登録者は25万人を超え新卒特化型のYouTubeチャンネルでは日本一を誇る。「地方と都会の情報・機械格差を無くすこと」をテーマにオフラインでしかしらない就活情報を発信しており、これまで100社以上の採用PR動画の制作を行ってきた。
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「原体験」と「就活生のリアル」がコンテンツの源泉|福田駿のB面
YouTubeは情報量が多いから好き
Q.普段最も使用するSNSはなんですか?YouTubeです。もともと好きというのもありますが、倍速視聴ができるので、1秒当たりの情報量が多くて良いですね。関連動画やホーム画面に出てくる動画を見るので、普段いろいろなジャンルのチャンネルを見ますが、特にビジネス系の動画を見ることが多い気がします。
Q.訪問先(店)選びの際にはどのように検索し参考にしますか?
Googleで「レストラン 個室 近く」のように検索して、評価が4.0以上のところに絞って選びます。食べログを使ったこともありますが、Googleで十分だと感じたので今はほとんど使わなくなりました。第三者の口コミはあまり見ませんが、クライアントさんとの会食のときなどは気にすることもあります。
Q.今若者の間でトレンドとなっている商品や、サービスなどはありますか?
YouTuberを中心に、若年層も含めて認知度が高まってきていると思うのが、冷凍宅配弁当の「ナッシュ」です。
Q.普段何をして過ごしていますか?
朝6時に起きて7時から8時半までカフェで作業、オフィスに行って30分ほどオンライン英会話をして、9時半から始業です。その後、動画撮影やミーティングを終業までして、ご飯を食べてサウナに行き、22時頃に帰宅して寝る、という日が多いです。
「自分なりの満足感」が幸せに感じる
Q尊敬している人、信頼している人がネット上にいますか?DMM会長の亀山敬司さんをとても尊敬しています。今でこそよく動画に出演いただいていますが、もともとはネットで動画を見て、お会いしたいと思ってアポを取ったんです。人と比べず、ある程度自由気ままに商売を楽しむスタンスが素敵で、等身大で生きたいと思うようになったきっかけの方です。
Q仕事への考え方、何に重きをおいているのかを教えてください。
今は「自分軸での成長」に重きを置いています。努力を積み上げている感覚も好きですし、それによって結果が出ることも好きです。ただ、6対4くらいの割合で積み上げること自体に幸せを感じている気がします。売上や登録者といった数字だけでなく「できなかったことができるようになった」みたいに、自分なりの満足感を得られることが幸せにつながると感じています。
Q.普段何にお金を費やすことが多いですか?
自分で言うのは恥ずかしいですが、最もお金を使っているのは自己投資だと思います。例えば、ジャンルの異なるジムに通ったり、月30冊くらい本を買ったり…。

必要なものができたタイミングでAmazonを開いて、一番上に表示された商品を買うことが多いです。口コミやレビューは多少見ますが、こだわりがないので細かくは見ないですね。家具や家電を買う時でさえあまり調べずに買うので、間違えたり、思っていたものと違うものが届いたりと失敗することもよくあります。失敗に慣れすぎてしまって、あまり気にしなくなっているかもしれないです。
他人と比べず、競争しない人生を送りたい
Q推しの存在はいますか?その人の存在がどう購買行動に影響を与えていますか?今まで推しがいたことがなくて…。昔から何かにどっぷりハマることがないんですよね。「現実の方が良くない?」と思っちゃいます。共感性が低いと言われたことがあるので、それもあるかもしれませんし、自分のことで手一杯で、何かを推す余裕がないのかもしれません。
Q.推しの企業や印象に残っている企業はありますか?
スターバックスです。世界中どこに行ってもあって、どこでも同じスターバックスじゃないですか。

少し前のものですが、リクルートポイントのCMの「すべての人生が、すばらしい。」篇が印象に残っています。最後まで見ないとリクルートポイントの広告だと分からない意外性やクリエイティブ性が良く、メッセージにも共感しました。日本で生きていると他人軸で生きざるを得ない場面の方が多い気がしていて。自分の人生が素晴らしいものだと感じながら、他人と比べず競争しない人生を送りたいと思っているからこそ刺さったんだと思います。
「周りと比べずに等身大の自分で生きたい」と語る福田駿さん。取材中も無理に自分を良く見せようとすることはなく、自然体であることがよく伝わってきた。「自分軸」を大切に、影響を受けるものを自ら取捨選択し、自分の感覚や考えを大事にしていると感じられる。SNSや広告など、常に様々な情報にさらされてあらゆるものから影響を受けやすい現代で、自分の軸に悩む人も多いのではないだろうか。そんな中でも自分らしくいられる人間性が、クリエイターとして、経営者として周りの人の心を掴んでいるのかもしれない。
文:安藤 ショウカ