
山梨工場 新棟外観X線分析装置のニーズが国内外で拡大する中、同社は生産体制の強化を目的として、新棟を整備したとのことだ。新棟の完成により、山梨工場の延床面積は従来の約8,500平方メートルから約23,000平方メートルへと約2.7倍に拡張された。東京に分散していた製造・組立・出荷工程も山梨工場へ集約され、業務効率の向上と安定供給が可能になるとしている。

また、同工場ではスマートファクトリー化にも取り組み、生産工程の自動化による効率化と品質向上の両立を目指すとのことだ。加えて、新棟はCO₂排出削減に配慮した建築工法を採用し、太陽光発電などの再生可能エネルギー設備も導入された。これにより、持続可能な社会の実現に寄与する「自然共生工場」として運用する方針だという。