東武鉄道、川越の空き蔵を一棟貸し宿泊施設に活用 クラウドファンディングで改修費を調達
東武鉄道は、エンジョイワークスと連携し、川越市内の空き蔵を活用した一棟貸し宿泊事業に取り組むと発表した。川越市をはじめ地域関係者と協力し、クラウドファンディングを活用して蔵のリノベーション費用を募り、歴史的建造物の保全と観光振興を図るという。


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空き蔵を利用した宿泊施設(イメージ)同事業では、川越の景観を象徴する「蔵」を宿泊特化型施設として改修し、観光客が滞在を通じて地域の魅力を体感できる拠点を整備する。宿泊施設の運営事業者を募集するほか、市内観光施設や飲食店との連携を進め、観光消費の拡大やナイトタイムエコノミーの推進を目指す。

エンジョイワークスは、クラウドファンディングを活用した不動産再生の実績を生かし、蔵ホテル「The bath&bed Team」事業などで培ったノウハウを提供するという。川越市も蔵の保全や創業支援の観点から情報提供や関係者の紹介などを担う。

東武鉄道は2021年から「TOBU Open Innovation Program」を通じて地域事業者やスタートアップとの共創を進めており、今回の取り組みもその一環となる。まずは2026年度中の一棟開業を目指し、将来的には市内外への展開も視野に入れているという。
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