
■上司に仕事への熱意が感じられない場合、過半数が「自身の仕事の意欲が下がる」と回答
「職場の上司に仕事への熱意が感じられない場合、仕事の意欲は下がるか?」と質問したところ、「とても下がる」が16.1%、「やや下がる」が42.4%、「あまり下がらない」が33.9%、「まったく下がらない」が7.6%という結果に。「とても下がる」と「やや下がる」を合わせ、半数以上が「意欲が下がる」と回答し、若手社員のモチベーションを維持向上させる上で、身近な存在である上司の仕事に対する姿勢が影響していることが見受けられた。
職場の上司に仕事への熱意が感じられない場合、仕事の意欲は下がるか?
■仕事への意欲を下げる上司の行動:1位「指示が雑で、部下の育成に意欲がみられない」(73.9%)
仕事への意欲が「とても下がる」「やや下がる」と回答した人に、「上司のどのような行動が、あなたの仕事への意欲を下げるか?(複数選択)」と質問したところ、「指示が雑で、部下の育成に意欲がみられない」が73.9%でトップに。次いで「チームや部下の意見に耳を傾けない」が56.5%、「仕事への責任感が感じられない」が55.1%、「会社や仕事に対する不満や否定的な言動が多い」が42.0%が続く。
ほかにも、「部下や同僚と必要最低限の会話しかしない」が37.7%、「新しい技術やツールを取り入れようとしない」が31.9%、「最低限の仕事しかせず、新しい業務や改善策に取り組まない」が30.4%となった。

■職場に仕事への熱意が感じられない上司がいることの影響:1位「業務効率が低下する」(68.1%)
最後に、「職場に仕事への熱意が感じられない上司がいることで、どのような影響があると思うか?(複数選択)」と質問したところ、最も多かったのは「業務効率が低下する」で68.1%。次いで「職場の雰囲気が悪くなる」が66.7%、「チームワークが悪化する」「自身の仕事へのモチベーションが下がる」がそれぞれ62.3%、「部下の会社への不信感が増す」が53.6%と続く。
上司個人の問題が、チーム全体の生産性やエンゲージメントの低下にまで波及することを、若手社員が懸念していることがわかった。

調査名称:「“上司の熱意”が仕事へのモチベーションに与える影響」に関するアンケート調査
調査対象:同社の就職支援サービスを利用して正社員就職した20~29歳の人
調査機関:同社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2025年5月13日~8月8日
回答者数:118名
<参考>
ジェイック『「“上司の熱意”が仕事へのモチベーションに与える影響」に関するアンケート調査』