
1.居住地別の人口あたり万博来場者数
居住地別の人口1万人あたり来場者数を見ると、地方別では関西が8,355人で最多。関西内の府県別では大阪府が12,685人と最も多く、次いで奈良県(6,503人)、兵庫県(5,886人)、京都府(4,527人)が続く。
関西外の都県別では、関西に近い三重県、愛知県、徳島県などのほか、東京都、石川県、神奈川県など、関西から離れていても人口あたり来場者数が多い都県が見られる結果に。

2.居住地別万博来場者の推移
4月以降9月まで、万博の1日あたり来場者数は増加傾向で推移。居住地別に見ると、西日本各地(四国:2.8倍、九州・沖縄:2.7倍、中国:2.6倍)のほか、関東(2.6倍)で増加率が高くなった。
また、開幕以降、時間の経過とともに、関東や九州方面など、より遠方からの来場者が増加。万博の魅力が時間とともに広まり、全国的に興味・関心が高まることでさらなる集客効果が発現したことを示していると推察している。
【調査概要】
出所:クロスロケーションズ Location AI Platform、総務省統計局「令和2年国勢調査」をもとに同社作成
対象期間:2025年4月13日~9月27日。居住地別万博来場者数を各地域の人口で除して算出。
<参考>
三菱UFJリサーチ&コンサルティング『2025年大阪・関西万博の来場者分析(国内居住者)』