消費者の90%が「食品ロス」という言葉を認知 64%が消費期限当日の食品の販売に肯定的
公益財団法人流通経済研究所は、1218人の消費者に対し、企業の食品ロス削減の取組に関する認知度や自身の食品ロス削減の取り組み状況に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。

■「食品ロス」の認知度

「食品ロス」についてどの程度知っているか聞いたところ、「言葉と意味を知っている」が約7割、「言葉だけ知っている」が2割強となり、「食品ロス」という言葉自体を認知している人は9割を超えた。

一方で、意味まで理解していない・知らない層も一定程度存在していることがわかった。


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「食品ロス」についてどの程度知っているか

■「てまえどり」の意識

買い物の際、「てまえどり(商品棚の手前から商品を選ぶ行動)」をしているか聞いたところ、「いつも行っている」が2割強、「ときどき行っている」が4割弱であり、合わせて62.0%と過半数を占めた。

消費者の90%が「食品ロス」という言葉を認知 64%が消費期限当日の食品の販売に肯定的
買い物の際、「てまえどり(商品棚の手前から商品を選ぶ行動)」をしているか

■値引きシールが貼られた商品への抵抗感

値引きシールが貼られた商品の購入に対する抵抗感について聞いたところ、「抵抗はない」が5割弱、「あまり抵抗はない」が2割強で、合わせて71.7%となった。

消費者の90%が「食品ロス」という言葉を認知 64%が消費期限当日の食品の販売に肯定的
値引きシールが貼られた商品の購入に対する抵抗感

■消費期限当日販売への意識

「消費期限当日販売」に対する印象を聞いたところ、「良いと思う」「やや良いと思う」の割合は、合わせて64.9%と過半数を超える結果に。

一方、「やや良くない」「良くないと思う」の割合が8.6%であることから、消費者にとって「消費期限当日」販売は比較的プラスなイメージを持つ人が多いといえる結果となった。

■賞味期限年月表示への意識

賞味期限の長い商品について、「日にち」が書かれていない場合、購入をためらうか聞いたところ、「ためらわない」「ややためらわない」を合わせて51.3%であり、過半数が大括り化された賞味期限表示を受け入れているという結果になった。

一方、「ためらう」「ややためらう」は合わせて2割弱と低くなっている。

消費者の90%が「食品ロス」という言葉を認知 64%が消費期限当日の食品の販売に肯定的
賞味期限の長い商品について、「日にち」が書かれていない場合、購入をためらうか

■企業の食品ロス削減取組に関する情報ニーズ

食品ロス削減に取り組む企業の商品を購入する際の情報ニーズについて聞いたところ、「商品の品質・安全性に問題がないこと」(49.0%)が最も多くなった。

次いで、「食品ロスがどの程度削減されているか」(33.3%)、「取り組みによって価格が下がる/お得に購入できること」(30.3%)、「消費/賞味期限の長短に関する説明」(29.3%)が多く上がっている。

消費者の90%が「食品ロス」という言葉を認知 64%が消費期限当日の食品の販売に肯定的
食品ロス削減に取り組む企業の商品を購入する際の情報ニーズ【調査概要】
調査対象者:全国の男女
調査期間:2025年9月13日~9月15日
配布方法:Webモニター調査
回収方法:Web回答フォーム
回収数:1218人

<参考>
公益財団法人流通経済研究所『食品ロス削減に関する消費者意識調査報告書
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