10月18日(日)、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に、音楽グループ・栗コーダーカルテットの、栗原正己、川口義之、関島岳郎が出演。NHK Eテレ「ピタゴラスイッチ」や、通称「やる気のないダースベイダーのテーマ」など、脱力系、癒し系音楽として人気の彼らだが、三谷幸喜との出会いや、共演した時のエピソードを語った。
7月、新型コロナウイルス感染拡大の影響でさまざまな舞台が中止・延期された中、三谷幸喜が新作舞台『大地(Social Distancing Version)』を発表。キャスト同志の接触をなるべく避けた演出や舞台構造ということでも大きく注目されたが、栗コーダーカルテットは同作の演奏を担当した。
戸田:演奏を担当されてどうでしたか? お芝居に音楽を付けるというのは、いろいろ……ね、難所があったかとは思いますけど。
関島:自分たちで言うのもなんですが、三谷さんから変に信頼をされている感じがあって。
戸田:それはもちろん、絶大な信頼を置かれているでしょう!
関島:三谷さん、最初の注文はそんなに多くないんですよ。ほとんど説明しないで、「これでほとんど分かってくれると思います」みたいな感じでお願いをされて。
栗原:謎かけみたいなね。
関島:僕らも一生懸命、謎を解いて、音楽を作っていったんですけども。
戸田:でも、ギリギリになって三谷さんが「こうしたい!」とか、そういうのがあったんじゃないですか?
関島:それはもう、稽古が進んでいくにしたがってどんどん変化していきますから、ここにちょっと付け加えてほしいとか、いろいろ出てきて(笑) 対応はけっこう細かくしましたね。
川口:ただやっぱりね、そこに音が当たると、シーンが変わったり雰囲気が変わったり、やっていて面白いというか、やりがいがありますね。
また、三谷との出会いについても紹介。別の舞台作品で栗コーダーカルテットが音楽を担当し、これをたまたま鑑賞していた三谷から「音が薄くて台詞がよく聞こえる」「こんなにセリフを邪魔しない音楽は珍しい」と言われた、と苦笑いで回想。
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