ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月17日放送)に作家で自由民主党・参議院議員の青山繁晴が出演。海外から漂着するプラスチックごみの問題について解説した。
市民による清掃活動で集まった大量の漂着ごみ。プラスチックによる海の環境汚染対策が急務だ=2020年12月、沖縄県石垣市 写真提供:共同通信社
海外から漂着するプラスチックごみ
自由民主党本部で2月16日、経済産業部会、環境部会、環境・温暖化対策調査会の合同会議が行われ、プラスチックごみを資源循環させるための新しい法案について審議が行われた。今回の法案の条文では、海外から漂着するごみ対策についても触れられている。
飯田)青山さんは、経済産業部会の部会長代理でもいらっしゃるということで、最初のところから関わっていると思いますが、海外からのごみの多さ、海岸線を行くと何となくわかりますね。
青山)海の近くに住んでいる方にとっては大きな問題だと思います。海洋調査船に乗って近海によく出ています。遠い海のことを「ブルーウォーター」と言います。そこでもプラごみは目撃されていますが、近海をよく見ると、深刻に汚染されていることがよくわかりますし、魚介類のなかから実際にプラスチックごみが出て来るのです。

首相官邸への申し入れを終え、記者団の質問に答える日本の尊厳と国益を護る会・青山繁晴代表幹事=2020年2月14日午後、首相官邸 写真提供:産経新聞社
プラごみを資源循環させる法案~海岸線に漂着したごみのほとんどは「中韓」のごみ
青山)それでこのプラごみを資源循環させるという法案ですが、役所が最初につくった法律の概要などには、海外からプラごみが多く来ているという問題に触れられていませんでした。実際に、対馬で地元の方々と海岸線のごみ拾いに参加すると、ごみに印刷されている文字の多くはハングル、または中国語です。日本語で商品名が書いてあるものは0ではありませんが、まず見ません。
飯田)漂着したのですね。
青山)私は海辺に住んでいますが、マンションの階段にペットボトルを置いたりする不埒な人はいますけれど、海に投げ込む人はいないでしょう。中国と韓国からの漂着のごみをそのままにしておいて、日本国民にだけいろいろなことをお願いすることになるのです。

2020年10月26日、所信表明演説を行う菅総理~出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/actions/202010/26shu_san_honkaigi.html)
法案は無事部会を通過~国会を通れば、中韓と交渉する下地ができる
青山)私は利害関係が一切ないので、まっすぐ真ん中から見て、「あれだけハングルと中国語の多いごみをそのままにするのはおかしいでしょう」と言ったら、経産省と環境省が協議しました。
radikoのタイムフリーを聴く:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20210217072857