【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1036回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、現在公開中の『大怪獣のあとしまつ』と『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』をご紹介します。
『大怪獣のあとしまつ』
映画館で観たい!『大怪獣のあとしまつ』 ~倒された怪獣の“その後”……考えてみたこと、ありましたか?
日本のみならず、いまや海外でも“KAIJU”の呼び名で人気を誇る怪獣映画。さまざまな名作がラインナップされるなかで、この『大怪獣のあとしまつ』は異色中の異色作。
なぜなら本作は、誰もが知る怪獣という存在の“死体処理”にフォーカスした作品なのですから。
人類が力を合わせて、あるいは正義のヒーローの大活躍によって倒された大怪獣の死体は、その後、どうなっていたのか。誰が、いつ、どんな方法で片付けるの???
「時効警察」シリーズなどで知られる三木聡監督が放つ、斬新かつ独創的な空想特撮エンターテインメントです。

『大怪獣のあとしまつ』
『大怪獣のあとしまつ』のあらすじ
人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然、死んだ。国民は歓喜に沸き、安堵に浸っているが、残された巨大な死体は徐々に腐敗・膨張が進んで行く一方。爆発すれば、国家崩壊につながってしまう。