経済アナリスト・森永卓郎が5月2日(月)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。現在急速に進む円安について解説した。
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ニッポン放送の朝のワイド番組『垣花正 あなたとハッピー!』では、月曜日から水曜日まで森永卓郎がコメンテーターとして生出演し、家庭の経済がプラスになるような話題や情報を、経済アナリストの森永の視点で解説している。
5月2日(月)の放送では、先週、一時1ドル=131円台まで下落し、2002年4月以来の低水準となった「円安」について話題を取り上げた。最近では「悪い円安」とも呼ばれているが、そもそも円安とはどういうものなのか。
森永は「1万円札に交換しようというときに1ドル=100円の時は100ドルで交換できる。ところが今のように1ドル=130円の時は、1万円札が7,000円で買えてしまう。“1万円札が安いドルで買えてしまう”、これが“円安”です」と解説。
「これまで円安はメリットが大きいと言われてきたが、今は輸出する品目が減ってしまった。例えば日本で作った車をアメリカに輸出すると、質が良くて安い日本の車はバンバン売れるので儲かるわけです。ところが現在、日本の企業はアメリカに工場を作って、そこで製造・販売している。そうすると、円安の恩恵を受けづらくなるんです」と、円安メリットを享受する日本企業が減少していると語った。
では現状で、円安による日本企業のメリットはないのか。森永は「短期的には物価高というデメリットはある」と前置きしたうえで、「日本の工場をもう一度再生させるチャンスでもある。
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