食のサービスを展開している企業が取り組むCSV経営とは

2025年05月06日(火)08:00

『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』

未来をつくるスタートアップ企業にフォーカスし、パーソナリティの宇垣美里がスタートアップ企業の挑戦や革新的なアイデアに迫り、それぞれの「夢」を深堀りしていくポッドキャスト番組『宇垣美里のスタートアップニッポン powered by オールナイトニッポン』の第18回が配信された。

第18回のゲストには株式会社テーブルクロスのCEOである城宝薫が登場。

テーブルクロスは2つの事業を展開している。1つ目の事業は訪日外国人観光客向けの「食」に関するプラットフォーム「byFood.com」。これは日本の食文化体験の予約などができるサービスで、日本での飲食店予約や、「寿司を握る」体験、「ラーメンを作る」体験などの予約ができるという。

この「byFood.com」から予約すると、1件につき10食分の給食費が途上国の子ども達に寄付されるようになっているそうで、これまでにテーブルクロスはNGOを通して約70万食分の給食費を寄付してきたという。利益追求と社会貢献を同時に行うCSV経営を実現していきたい、と城宝は語った。

2つ目の事業は訪日外国人観光客向けのサービスを自治体や民間企業向けに提案する「メディアソリューション事業」。同じ日本国内でも地域によって様々な観光格差が生じているため、それぞれの地域に合った提案が求められているという。メディアソリューション事業を行う理由について城宝は、「大都市だけでなく、もっと訪日外国人たちが地方でも観光できる仕組みを整えたい」と語った。

現在は、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパなど様々な国の人たちが「byFood.com」を利用しているという。社内の9割が外国籍スタッフだからこそ生み出されるインバウンド向けのサービスが訪日外国人観光客たちに人気となっていると明かした。

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