All About ニュース編集部では、2025年8月15~18日の期間、全国10~70代の男女215人を対象に、「夏に行きたい滝(中国・四国地方)」に関するアンケートを実施しました。

その中から、「鳥取県で『夏に行きたい滝』ランキング」の結果をご紹介します。


■2位:龍王滝/44票
鳥取県日野町の滝山公園に佇む龍王滝(通称・幽霊滝)は、滝山神社の裏手に位置する落差約70mの分岐瀑です。駐車場から参道を約400m進めば滝へ到達でき、整備された道のりで訪ねやすいのも魅力。滝の姿を仰ぎ見るその体験は、自然の迫力と日本の伝統文化が交錯する、ひと味違った癒しのひとときを提供します。

回答者からは「格好いいネーミングに惹かれる」(30代女性/北海道)、「渓谷の中の自然公園にある滝で、小泉八雲の小説のモデルにもなっており、神社の奥にあります」(60代男性/兵庫県)、「パトリック・ラフカディオ・ハーンの作品にも登場する幽霊滝だから」(40代女性/神奈川県)、「岩間を流れる姿が美しいと思う」(40代男性/兵庫県)といった声が集まりました。

■1位:雨滝/62票
国府町にある雨滝(あめだき)は、「日本の滝百選」に選定された落差約40mの直瀑です。鳥取県一の大飛瀑とも言われています。玄武岩の断崖を勢いよく流れ落ちる姿と、周囲を包むブナ・ケヤキの原生林が織りなす景観は圧倒的。古来より修行や信仰の場とされ、今でも滝開き祭など地域行事の舞台にもなっています。原生林の涼やかな空気と滝が作り出す清涼感は、夏の避暑や森林浴にぴったりの癒しスポットです。

2023年8月の台風で、橋や歩道脇が崩れる被害を受け、現在は立ち入り禁止となっています。復旧時期は2026年度末ですが、最新の状況は鳥取県の公式Webサイトなどをご確認ください。

回答者からは「名瀑100選にふさわしい落差と水量。
轟音と微細なミストが天然の冷房になり、真夏でも長時間いられる心地よさがあります。遊歩道や標識が整っており、初めてでも迷いにくいのが高ポイントです」(40代男性/宮城県)、「駐車場があるし、自動販売機もあるし、トイレもあるし、休憩所もあるので便利なところだから」(20代女性/鳥取県)、「鳥取県一の大飛瀑の滝として有名で、夏だと避暑地としても人気で行ってみたいです」(50代女性/広島県)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです

この記事の筆者:坂上 恵
All About ニュースの編集者。オールアバウトに入社後、SNSトレンドにフォーカスした記事執筆やSEOライティングの経験を経て、のちにAll About ニュースチームのメンバーに参入。現在は旅行・カルチャー・エンタメなどを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が生きがい。
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