今回は、「日本の滝100選の中で、好き&行ってみたい関東地方の滝」ランキングの結果をご紹介します。
※都道府県の分類は、日本の森・滝・渚全国協議会の公式Webサイトに基づいています
■同率2位:七ツ釜五段の滝(山梨県 山梨市)/36票
山梨市の山深くに位置する「七ツ釜五段の滝」は、その名の通り、5段にわたって流れ落ちる滝と7つの滝壺が織りなす複雑で美しい風景が魅力。約30mにおよぶ落差を持ちながらも、段ごとに流れの強さや音が変わるため、滝の表情がとても豊かです。周囲を取り囲む森林も豊かで、滝の轟音と共に木々のざわめきが響く空間はまさに自然の演奏会。アクセスするには少し歩く必要がありますが、その分たどり着いたときの感動もひとしおです。
回答者からは「青緑色に見える水と5段の滝が美しいから」(30代女性/東京都)、「SNSで見て行ってみたいと思っていた」(30代女性/福井県)、「少し不便な場所にあるからこそ、辿り着いたときの達成感と滝の迫力に感動できそうだから」(30代女性/東京都)といった声が集まりました。
■同率2位:霧降の滝(栃木県 日光市)/36票
日光の山あいにたたずむ「霧降の滝」は、上段約25m・下段約26mの二段構造が特徴的な名瀑。名前の通り、水しぶきが霧のように立ちのぼり、周囲の緑と美しいコントラストを描きます。特に春から初夏にかけては新緑との調和が見事。秋には鮮やかな紅葉に彩られ、四季折々の美しさが訪れるたびに違った感動を与えてくれます。派手さよりも、静かな感動を味わいたい人におすすめです。
回答者からは「葛飾北斎が描いたとされる何段にもわたって流れ落ちてくる滝を一度生で見てみたいから」(30代女性/東京都)、「霧のように降る滝が魅力的」(30代女性/北海道)、「日光の自然の中にあり、遊歩道から滝を全景で眺められるのが魅力だから」(40代男性/静岡県)といった声が集まりました。
■1位:華厳滝(栃木県 日光市)/81票
中禅寺湖の水を一気に落とす「華厳滝」は、高さ97mの断崖から豪快に流れ落ちる姿が圧倒的な存在感を放つ、日本を代表する名瀑の1つ。エレベーターで降りられる観瀑台からの眺めは息をのむほどのスケールで、滝の音としぶきが全身に響いてきます。春の新緑、秋の紅葉、冬の氷瀑と、季節ごとに表情を変えるのも魅力。観光地としての整備も行き届いており、日光を訪れるなら一度は目にしておきたい、関東屈指の名所です。
回答者からは「日本の滝といえば華厳滝」(40代男性/兵庫県)、「観光地として整備されているため安心して訪れられ、四季ごとに表情を変える滝の美しさを堪能できる点」(30代女性/秋田県)、「中禅寺湖の水が一気に落ちる大迫力。冬の永瀑もすばらしい」(40代女性/愛知県)、「華厳滝は、行ったことがあり、滝の鋭さに驚きました」(50代女性/新潟県)といった声が集まりました。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の筆者:坂上 恵
All About ニュースの編集者。オールアバウトに入社後、SNSトレンドにフォーカスした記事執筆やSEOライティングの経験を経て、のちにAll About ニュースチームのメンバーに参入。現在は旅行・カルチャー・エンタメなどを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が生きがい。