2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■47歳・年収400万円自営業男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は徳島県に住む47歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人、妻(46歳)

▼金融資産世帯年収:本人400万円、配偶者700万円
世帯金融資産:現預金500万円、リスク資産5900万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:300万円
・日本株:1500万円
・米国株:4000万円
・純金積立:100万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/NISA:2024年から
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2024年から
など

2024年から新NISAで積立投資を始めたという今回の投稿者。

投資額はS&P500とオール・カントリーにそれぞれ「月1万円」で、投稿のあった2025年5月時点の運用実績については、S&P500が「元本17万円→運用益込15万円」、オール・カントリーが「元本17万円→運用益込16万円」とのこと。

「(2025年)2月ごろまでは10%近くの含み益があったが、現在は円高と株安の影響により、それぞれ(S&P500が)-9%、(オール・カントリーが)-5%の含み損になっている。4月の関税ショックでS&P500が大幅に下がっているのは、かなり苦しい状況。しばらく円高株安が続きそうなので、長期的に我慢が必要なのを覚悟しています」とあります。

■47歳・年収400万円自営業男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?
投資をする上では、「メディアやインフルエンサーの影響を受けてしまう。下落局面で必要以上に不安になる」傾向があると自身の性格についてコメントした投稿者。

「個別株は利益が出た時点で売りたくなり、含み損が出ると損切りしそうになることもある」が、その点、積立投資は「感情が入らずルールどおりに運用できるのがいい」とメリットを感じていると言います。


今後の新NISAのプランについては、「つみたて投資枠については、オルカン、S&P500を中心に長期投資で600万円まで積み立てる予定。成長投資枠については、増配傾向にある高配当銘柄を中心に1200万円の枠を埋めようと思っています」と語られていました。

ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
編集部おすすめ