インフレによって、私たちの消費スタイルはどのように変化しているのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、物価高騰の影響で買わなくなったものについて、滋賀県在住29歳男性のケースを具体的に紹介します。
■回答者プロフィール
回答者本人:29歳男性
同居家族構成:本人、父親(55歳)、母親(52歳)
居住地:滋賀県
雇用形態:正社員
年収:250万円
金融資産:預貯金500万円、リスク資産100万円
■「アイスとジュースの購入をやめました」
昨今のインフレで生活に影響があるかとの問いに、「まあまあ影響を受けている」と回答した投稿者。
物価の高騰により買わなくなったものについて尋ねると「アイス、ジュース」と回答。以前は「1個98円のアイスを3つ程度、定期的に買っていました。しかし最近は180円になった。ジュースは1個68円のものを1ケース買っていましたが、98円になった」と言い、それをきっかけに購入をやめたそうです。
現在は「ごほうびが減ってみじめな気持ち」だと明かし、もしも「アイスが1個120円になったら、1つだけでも定期的に買おうと思います。ジュースは78円になったら、今まで通りに」買いたいと言います。
■「できるだけ安いプライベートブランドを選ぶ」
インフレを機に「浪費につながるお金の使い方をちゅうちょするようになり、必要な物はできるだけ安いプライベートブランドを選ぶように」となったとのこと。
嗜好品についても、ナショナルブランドのお菓子の代替として、プライベートブランドの商品を購入するようにしたと言いますが、それでも「現在1つ97円で買っていますが、130円になると購入しなくなる」だろうと語ります。
一方で、いまだに安くて助かっているものとしては卵を挙げ、「10個入りパックの価格が約298円。
■「値引き商品や詰め替え用の商品を購入する」
今は両親と同居しているものの、「最低限の生活をしていて、なんとか貯金ができている」と厳しい現状を訴える投稿者。
家計改善策を伺うと、「お店の閉店間際に行くと食料品の値引き商品があるので、それを狙うとかなり節約できます。(詰め替えのできる商品は)詰め替え用を買うようにすると節約できます」とコメント。
しかし「今後どんどん物価が上がると貯金が出来なくなったり、生活水準を下げないといけなくなったりする」ことには、不安を感じている様子です。
インフレ下において、周りの人には「どれくらいの頻度で外食しているか、どこのお店に行っているのか。食器を洗う時は、お湯で洗っているのか水で洗っているのか」を、聞いてみたいと語られていました。
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません