もしも、夫に浮気をされたら……。ひと昔前なら「浮気相手に殴り込む」といったハードな選択もちらほら聞こえてきましたが、それはもう時代遅れかもしれません。
では、今どきのサレ妻たちは、どんな方法で夫への復讐をしているのでしょうか。サレ妻による浮気夫への「リアル復讐劇エピソード」と、その先にある新しい幸せの形をご紹介します。
■浮気発覚後、「血みどろの修羅場」はもう古い!?
かつて、浮気夫への制裁として、妻たちが自らの怒りをぶつけることを正義とみなしていた時代がありました。
「浮気相手の職場に乗り込む」「夫と浮気相手に土下座を強いる」「慰謝料請求の書類を叩きつける」「髪をつかみ合って修羅場を迎える」といった話も聞いたことがあります。
激しい行動を起こせば、その瞬間はすっきりするかもしれませんが、結局、自分自身が消耗して終わります。傷はのちのちまで残るもの。感情の爆発だけでは、本当の意味でも「勝ち」にはならないのです。
■元夫よりハイスぺ男性と知り合いアプリ再婚!
一方、今どきのサレ妻たちの傾向は、もっと冷静で戦略的。浮気夫への仕返しの考え方にも変化が見られます。
私が実際に遭遇したケースでも、「夫に浮気をされたことで、自分の人生を見直すきっかけができました」と笑顔で話す女性は少なくありません。
例えば半年前、夫の浮気が原因で離婚問題に悩んでいたAさんは、その後、マッチングアプリを始めて様々な人とコミュニケーションをしていくうちに「夫以上の人と出会った」と再婚を決断。「相性や収入、家事力も全て夫より格上の彼。
元夫に再婚を伝えたところ、「相手が自分より『いい男』と知り、不機嫌を隠せていなかった(笑)」と言います。
■「勝ち逃げ」こそ浮気夫への最高の仕返し
Aさんの場合、離婚後にまず努力をしたポイントは「自分を好きになることだった」と話します。浮気夫への怒りやくやしさを原動力にして、自分自身の見た目や考え方をアップデートしたのです。
「資格を取って転職し、ジムに通って体もしぼりました。元夫を見返すというよりは、『こんな私を手放すなんて、惜しいことをしたわね』と思わせるために、自分自身を好きになるために自分の価値を高めることにしたのです。
マッチングアプリを始めたのは、新しい出会いを求める目的もありますが、私自身のコミュニケーションスキルを上げるためでもありました」
浮気夫には、怒りをぶつけることではなく、静かに笑って幸せな現状を告げることを選択したAさん。
「夫に仕返しをするなら、幸せになって『勝ち逃げ』するのが一番。ハッピーなオーラをまとい、すてきなパートナーと手をつないで生きていくことこそが元夫への最高の反撃かもしれませんね」
浮気を一番後悔しているのは元夫のはず。そんな未来が現実になるとしたら、それはきっと自分自身が「自分の人生」を取り戻したからにほかなりません。「勝ち逃げ」こそが、サレ妻の最大の仕返しであり、もっとも美しい報復といえるのではないでしょうか。
▼岡野 あつこプロフィール夫婦問題研究家、パートナーシップアドバイザー、NPO日本家族問題相談連盟理事長。
では、今どきのサレ妻たちは、どんな方法で夫への復讐をしているのでしょうか。サレ妻による浮気夫への「リアル復讐劇エピソード」と、その先にある新しい幸せの形をご紹介します。
■浮気発覚後、「血みどろの修羅場」はもう古い!?
かつて、浮気夫への制裁として、妻たちが自らの怒りをぶつけることを正義とみなしていた時代がありました。
「浮気相手の職場に乗り込む」「夫と浮気相手に土下座を強いる」「慰謝料請求の書類を叩きつける」「髪をつかみ合って修羅場を迎える」といった話も聞いたことがあります。
激しい行動を起こせば、その瞬間はすっきりするかもしれませんが、結局、自分自身が消耗して終わります。傷はのちのちまで残るもの。感情の爆発だけでは、本当の意味でも「勝ち」にはならないのです。
■元夫よりハイスぺ男性と知り合いアプリ再婚!
一方、今どきのサレ妻たちの傾向は、もっと冷静で戦略的。浮気夫への仕返しの考え方にも変化が見られます。
私が実際に遭遇したケースでも、「夫に浮気をされたことで、自分の人生を見直すきっかけができました」と笑顔で話す女性は少なくありません。
例えば半年前、夫の浮気が原因で離婚問題に悩んでいたAさんは、その後、マッチングアプリを始めて様々な人とコミュニケーションをしていくうちに「夫以上の人と出会った」と再婚を決断。「相性や収入、家事力も全て夫より格上の彼。
離婚したおかげで、結婚していた時より幸せな毎日を手に入れました」とのこと。
元夫に再婚を伝えたところ、「相手が自分より『いい男』と知り、不機嫌を隠せていなかった(笑)」と言います。
■「勝ち逃げ」こそ浮気夫への最高の仕返し
Aさんの場合、離婚後にまず努力をしたポイントは「自分を好きになることだった」と話します。浮気夫への怒りやくやしさを原動力にして、自分自身の見た目や考え方をアップデートしたのです。
「資格を取って転職し、ジムに通って体もしぼりました。元夫を見返すというよりは、『こんな私を手放すなんて、惜しいことをしたわね』と思わせるために、自分自身を好きになるために自分の価値を高めることにしたのです。
マッチングアプリを始めたのは、新しい出会いを求める目的もありますが、私自身のコミュニケーションスキルを上げるためでもありました」
浮気夫には、怒りをぶつけることではなく、静かに笑って幸せな現状を告げることを選択したAさん。
「夫に仕返しをするなら、幸せになって『勝ち逃げ』するのが一番。ハッピーなオーラをまとい、すてきなパートナーと手をつないで生きていくことこそが元夫への最高の反撃かもしれませんね」
浮気を一番後悔しているのは元夫のはず。そんな未来が現実になるとしたら、それはきっと自分自身が「自分の人生」を取り戻したからにほかなりません。「勝ち逃げ」こそが、サレ妻の最大の仕返しであり、もっとも美しい報復といえるのではないでしょうか。
▼岡野 あつこプロフィール夫婦問題研究家、パートナーシップアドバイザー、NPO日本家族問題相談連盟理事長。
立命館大学産業社会学部卒業、立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科修了。自らの離婚経験を生かし、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。32年間で相談件数3万8000件以上、2200人以上の離婚カウンセラーを創出。著書多数。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』。
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