モフモフの毛に覆われた愛らしい見た目で、海に浮かびながら食事や毛づくろいをする動物・ラッコ。かつては多くの動物園や水族館で見られたが、現在、日本では鳥羽水族館でしかその姿を見ることができなくなっている。


そんな鳥羽水族館の公式X(旧Twitter)アカウントは2025年7月21日、ラッコのメイちゃんが伊勢志摩国立公園指定80周年記念事業のPR大使に任命されたことを発表した。

■ラッコのメイちゃん、伊勢志摩の魅力を全国へ発信
鳥羽水族館は「ラッコのメイが伊勢志摩国立公園指定80周年記念事業のPR大使に任命されました」とコメントし、写真とYouTube動画を投稿した。

これまでメイちゃんは、2024年に鳥羽市のふるさと応援大使に任命され、鳥羽市の魅力についての情報発信やイメージアップに貢献。今回新たに伊勢志摩国立公園の魅力を全国に発信する大役を任されたとのこと。

YouTubeでは飼育係からメイちゃんに任命状アイスケーキをプレゼントする様子を公開。伊勢海老と「80」の文字があしらわれた特製ケーキが手渡されたが、なんと半分に割れてしまうハプニングが発生した。しかしケーキが割れても、器用におなかの上に乗せておいしそうに食べるメイちゃん。かわいらしい姿に観客からは歓声が上がった。

今回の投稿にSNSユーザーからは「任メイおめでとう~」「メイちゃん伊勢エビつきの任命状もらえてよかったね」「さすが、伊勢志摩のスーパーアイドル!」「PR大使に適任!! 」などの声が寄せられた。

■メイちゃんも21歳。ラッコも高齢化
鳥羽水族館にはメイちゃんのほかに、キラちゃんというラッコもおり、現在、日本国内で飼育されているラッコは、この2頭のみとなっている。

そんなメイちゃんは21歳、キラちゃんは17歳。
ラッコの寿命は、野生ではおよそ15年、飼育下では20~25年とされており、どちらもかなりの高齢だ。それでも2頭は、元気な姿で来館者を楽しませている。

今後もその愛らしい姿を、一日でも長く見せてくれることを願いたい。

<参考>
鳥羽水族館 公式X 2025年7月21日
鳥羽水族館 YouTubeチャンネル「《鳥羽水族館》ラッコの『メイ』が伊勢志摩国立公園指定80周年記念事業のPR大使に任命されました!」
鳥羽水族館 公式サイト「ラッコの『メイ』が伊勢志摩国立公園指定80周年記念事業のPR大使に任命されました!」
NHK 東海 NEWS WEB「国内の水族館で唯一飼育のラッコ 21歳の誕生日 三重 鳥羽」

※コメントは原文ママ
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