2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■28歳・年収400万円会社員女性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は愛知県に住む28歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人、夫

▼金融資産世帯年収:本人400万円、配偶者400万円
世帯金融資産:現預金500万円、リスク資産32万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:32万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2023年から

2023年から約2年間、オール・カントリーに積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

投資額は「月5000円からスタート。半年前後で5000円ずつアップし、現在は月3万円」とのこと。

投稿のあった2025年5月時点の運用実績については「元本30万円→運用益込32万円」と、利益が出ている様子です。

「昨年(2024年)前半ごろは+5%程度をキープしていた。8月と秋ごろに一度大きくマイナスになったが、年始から現在にかけて徐々にプラスへ推移。現在も数%プラスを維持」しているとあります。

■28歳・年収400万円会社員女性の思う積立投資のメリットは?
積立投資を始めてよかった点として、以前は「貯金は生活費を引いて余った分、という曖昧さだったが、貯金は月2万円+残業代、投資は月3万円と先取りした状態をキープ」するようになったとコメント。


おかげで「ボーナスも含めて年間100万円以上の貯金と30万円相当の積み立てに成功した」と胸を張ります。

一方で、これまでに数回下落局面を経験したものの投資を「やめたくなったことは特にない」そう。「もともとオルカンは長期間かけてじっくり保有するもの、簡単に売買しては成果が出ないと聞いていたので、ガクンとマイナスになった時は証券のサイトを見ずに放置することを徹底して」乗り越えてきたと言います。

これから積立投資を始めるべきか迷っている人には、「特にインデックス投資は始める時期が早いほど有利と聞くので、興味があるなら一日でも早く開設に動いてほしいなと思います。心配なら100円からできる商品もあるので少しずつ、焦らず欲張らず続けることを意識してほしいです」とアドバイスを送っておられました。

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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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