金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。


現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住80歳男性のケースをご紹介します。

■回答者プロフィール
回答者本人:80歳男性
同居家族構成:本人のみ
住居形態:賃貸
居住地:京都府
リタイア前の雇用形態:自営業
リタイア前の年収:550万円
現在の資産:預貯金2300万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:不明 

■現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円
老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

■「年金額に満足していない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として、年金額が「年々減ってゆく」ような感覚があるからと語っています。

ひと月の支出は約「8万7000円」。国民年金だけでは足りないようですが、給与収入を合わせれば「毎月賄えている」と回答されています。

■「アルバイトで月3万7000円の収入」
前述のように年金で足りない支出については「週2回で月3万7000円のアルバイトの給与」で賄っているという投稿者。

収入の範囲内で極力やりくりするために、日ごろから食料品は「(スーパーなどの)見切り品を買う。嗜好品の購入を控える」など節約を意識しているとあります。

■「貯金をしておけばよかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「若い人に年金負担がいくなら、(自分が)もっと貯金をしておくべきだった」と後悔を口にします。

一方で、今の生活の楽しみについては「毎日の晩酌を楽しむ」のが老後の至福の時間だと教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。
現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
編集部おすすめ