現在上場企業の1400社以上が導入している株主優待。新NISAなどをきっかけに増えた個人投資家に向け、魅力的な優待品をアピールする企業も増えています。


ここではAll Aboutが実施しているアンケートから、皆さんの「買ってよかった優待銘柄」をご紹介。おすすめの銘柄だけでなく、株主優待の魅力や失敗談といったリアルな声を銘柄選びの参考にしてください。

■回答者プロフィール
年齢性別:40歳男性
同居家族構成:本人、配偶者
居住地:大阪府
雇用形態:正社員
世帯年収:1300万円
世帯金融資産:現預金300万円、リスク資産7000万円

▼リスク資産内訳・投資信託:6000万円
・日本株:1000万円

■「おすすめ優待銘柄は王将フードサービス」
投資歴は「18年」、投資信託と日本株を中心に運用しているという40代の投稿者男性。

株主優待目的で最も買ってよかった銘柄は、王将フードサービス<9936>だそう。

優待の内容は「優待食事券と(会計時に提示すると5%引きになる)優待カード」。王将は「コロナ禍を経ても業績が安定しており、値上げの際の世間の反応もよかったため」購入を決め「2年前ぐらいから保有」していると言います。

「家の近くの店舗がリニューアルされて通いやすくなった。さっとおいしいものを食べたいとき500円単位で使える」ため重宝しているうえ、「保有株式数によって優待食事券の金額も上がり、(投稿者の保有株式数の場合は)年間で3~4回分ぐらいの満腹な食事を堪能できる」とあります。

■「優待はモノとの出会いや外出のきっかけになる」
優待の内容で重視しているポイントについては、「自社商品の詰め合わせなどは、自分では買わないモノとの出会いがあるのでうれしい。逆にQUOカードとかだと面白みは少ないなと感じる」とのこと。

王将フードサービス以外では、アダストリア<2685>は「利用できる店舗のバリエーションが豊富」なため、ビックカメラ<3048>は「優待券の枚数が多く太っ腹」なためそれぞれ気に入っていると言います。

株主優待の魅力について、銘柄によっては「市場平均以上に(株価が)上がってくれた。
優待を使うために(無理して)出かけたり買うものを探したりすることもあるが、お出かけのきっかけになる」と語る投稿者。

一方で、「権利落ち前後の売買で、結局評価損益を考慮すると優待をもらってもお得ではなかったことがある」ため、その点では注意が必要だと呼び掛けておられました。

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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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