金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。


現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住69歳男性のケースをご紹介します。

■回答者プロフィール
回答者本人:69歳男性
同居家族構成:本人、妻(62歳)、母(91歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:長野県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1100万円
現在の資産:預貯金8000万円、リスク資産3600万円
これまでの年金加入期間:厚生年金540カ月 

■現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(繰下げ受給)
老齢厚生年金(厚生年金):17万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金7万2000円

■「加入年数の割に年金額が少ない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「加入年数の割に年金額が少ない」と語っています。

ひと月の支出は約「35万円」。現在受給している年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。

■「非常勤職員で週5日勤務」
年金で足りない支出については「非常勤職員の収入」で賄っているという投稿者。

年金以外に「会計年度職員として、週5日5時間50分勤務で年270万円」の収入があるといいます。

「報酬の半分以上は貯蓄にまわしている」とのことで、生活においては「特に節約はしていない」とあります。

■「老後資金もそこそこあり心穏やか」
現役時代について後悔していることは「特にない」そうで、むしろ現役時代に努力したからこそ「老後資金もそこそこあり、心穏やかに暮らしている」と投稿者。

現在は「温泉、外食、旅行、登山などの趣味を楽しみ、孫の顔をみて喜びを感じる。働くことで老化防止ができて、規則正しい生活ができている」と充実した老後生活を過ごしておられるようでした。


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