金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。


現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住67歳女性のケースをご紹介します。

■回答者プロフィール
回答者本人:67歳女性
同居家族構成:本人、娘(25歳)、娘(22歳)
住居形態:賃貸
居住地:神奈川県
現役時の職業:専業主婦
リタイア前の年収:0円
現在の預貯金:50万円、リスク資産:0円
これまでの年金加入期間:不明

■現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万4000円
老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし

■「年金は可もなく不可もない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「可もなく不可もないが、日々の生活をやってはいけるため」と語っています。

とはいえ、ひと月の支出は約「20万円」。年金だけでは「足りない」と回答されています。

■「買い物は週に1度のまとめ買い」
現在は仕事をしていないため年金以外の収入はなく、足りない支出については同居している「娘の給与から月16万円ほど補填(ほてん)してもらっている」そう。

年金生活においては「電気をこまめに消す。週に1度買い物に行く際には安価な商品を選んでまとめ買いをしている」など節約を意識しているとあります。

■「娘たちと食事に行くのが楽しみ」
今後の生活については「この先頂ける年金額が減るかもしれない」とあり、年金制度の先行きに不安を感じている様子(なお、国民年金の支給額は3年連続で上昇しています)。

一方で「月に1度は娘たちと食事に行くことが楽しみ」と家族で過ごす老後生活の喜びも教えてくれました。

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