現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から東京都在住70代女性のケースを紹介します。
■回答者プロフィール
回答者本人:70代女性
同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:240万円
現在の預貯金:700万円、リスク資産:3000万円
これまでの年金加入期間:国民年金180カ月、厚生年金300カ月
■現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):9万2500円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
■「頑張ってきた気持ちに合致する金額ではない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。
その理由として「低賃金の職場ばかりで働いてきたので仕方ないが、頑張ってきた気持ちに合致する金額ではない」とコメント。
ひと月の支出は約15万円。年金だけでは「年間ほとんどの月で足りない」と回答されています。
■「ともかく節約を心掛けている」
年金だけで足りない支出については、主に「貯金の切り崩し」で穴埋めしているとのこと。
併せて、生活のために「週4日、1日4時間、司法書士事務所で雑務」を行って給与収入を得ていると言います。
年金生活においては「ともかく節約」を心掛けていると語っており、厳しく家計管理している様子がうかがえます。
■「妊娠したからといって退職しなければよかった」
「年金生活者だからという理由ではなく、全ての年代で収入と支出のバランスが悪すぎる」と述べ、社会全体の経済状況に対する懸念を示した投稿者。
現役時代を振り返り、「妊娠を機に退職しなければよかった」と悔やむ気持ちも明かしています。
一方で、現在の楽しみとしては「孫と過ごす時間」や「週1回のヨガ」を挙げており、限られた収入の中でも生活の質を保つ工夫をされているようでした。
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