街を歩いていて、「教育熱心な家庭が多そうなエリアだな」と感じることはありませんか? 人気の高い学校が集まっていたり、治安がよさそうだったり……、子育て世帯が集まりそうな街ってありますよね。

All About編集部は2025年9月11日~12日にかけて、全国20~70代の男女250人を対象に「神戸市9区のイメージ」に関するアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式で紹介するとともに、神戸生まれ・神戸育ちのAll Aboutガイド・大谷修一さんに神戸の「教育環境」について聞いてみました。

■2位:灘区/77票
2位は灘区でした。灘区は神戸市の東部に位置し、北に六甲山、南に大阪湾と自然に囲まれたエリアです。また、JR、阪急、阪神の3線が利用できるため交通の利便性もよく、子育てしやすい環境がそろっています。

神戸大学があるため、文教地区としての印象を持たれる方が多いようです。

回答者からは、「近くに進学校があるためそこに向けて勉強しているイメージがあります」(30代男性/兵庫県)、「神戸大学があるので、賢いイメージがある」(50代男性/大阪府)、「全国的に有名な進学校が複数あり、歴史的に教育水準が高い地域として知られており、学術的な雰囲気が街全体に根付いているから」(60代男性/埼玉県)などのコメントが寄せられていました。

■1位:東灘区/85票
1位は東灘区でした。このエリアは神戸市の南東部に位置し、大阪や三宮へのアクセスが便利なだけでなく、六甲山や住吉川といった豊かな自然環境にも恵まれています。

加えて、御影や岡本などの高級住宅街が多く存在し、高い偏差値で知られる灘中学・高校があることも、高評価につながった要因として考えられます。

回答者からは「富裕層が比較的集まる住宅街エリアなので教育にも力を入れている印象です」(30代女性/大阪府)、「兵庫県で一番偏差値の高い高校の灘高校がある区だから」(40代男性/愛知県)、「有名な進学校や大学が点在する文教地区で教育熱心な子育て世帯も集まるからです」(60代男性/福井県)などのコメントが寄せられていました。

■神戸に詳しい大谷さん「全国にも名の知れた学校が点在」
灘区から東灘区にかけては有名な私立進学校が集中しており、教育熱心なエリアです。

男子校では中高一貫教育で難関大学進学を目指す灘校や六甲学院、女子校では神戸女学院、親和女子校など、全国にも名の知れた学校が点在します。


特に阪急六甲駅から御影駅周辺には、六甲学院、2025年度に共学化し校名変更した神戸松蔭大学(旧神戸松蔭女子学院大学)、神戸大学が集まっており、ここはまさに神戸の文教地区。

駅周辺には進学塾や予備校も多く、地域全体が学びに適した雰囲気に包まれています。

さらにこの地域には富裕層が多く居住することから、子どもの教育に十分な投資ができる点も教育熱心な風土を支える要因となっています。

【大谷 修一プロフィール】
神戸大学卒業。神戸生まれ・神戸育ち、北海道在住の風水師。得意とするのが風水と旅行を掛け合わせた「風水トラベル」。雑誌やテレビ番組、本の執筆のため、北は利尻・礼文の島々から南は道南・松前まで北海道内の津々浦々を巡り、風水エネルギーたっぷりのパワースポットやその土地土地の名湯名泉、美味しい食べ物を取材・発信している。

<調査概要>
調査期間:2025年9月11日~12日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国20~70代の男女250人(20代:51人、30代:83人、40代:66人、50代:40人、60代:9人、70代:1人)
※回答者のコメントは原文ママ
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