お年玉をポチ袋に入れる際、「四つ折りは避けるべき」と言われるのはなぜ? 正しい折り方とあわせて、和文化研究家の三浦康子がお年玉に関するマナーについて解説します。

■Q. お年玉を「四つ折り」でポチ袋に入れると縁起が悪い?
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「ポチ袋にお年玉を入れる際、お札を四つ折りにするのは縁起が悪いと聞きました。
なぜ四つ折りはいけないのでしょうか?」
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■A.「四」が「死」を連想させ、お年玉にふさわしくないため
お年玉をポチ袋で渡す場合、紙幣の折り方は「三つ折り」が基本とされており、四つ折りは避けるのがマナーです。

最大の理由は、四つ折りの「四」が「死」と音韻が同じで、縁起が悪いと考えられていることにあります。そもそもお年玉は、新年の神様である年神様(としがみさま)から新年の魂をいただく「御年魂(おとしだま)」に由来しています。

つまり、お年玉は生命力を得る象徴であるため、「死」を連想させるような折り方はよろしくないとされているのです。

一方で、三つ折りの「三」は日本の文化に深く関わる陰陽説において「陽数」とされ、縁起がよいと考えられています。そのため、お年玉の紙幣は四つ折りではなく、三つ折りにするのがいいというわけです。

市販のポチ袋を眺めてみると、主流は紙幣を三つ折りにして入れられるタイプです。封筒サイズは、1万円以上のお年玉におすすめです。
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