デスクワークや立ち仕事をしている女性の中には、慢性的な肩こりに悩んでいる方も多くいるでしょう。私も、パソコンの前にはりつく時間が長くなると「肩になにか乗っている……!」と感じるくらい肩が重くなります。
肩こりがひどくなると、呼吸までしづらくなったり、疲れやすくなったりしませんか? 血行をよくするためにストレッチをしてもあたたかい飲み物を飲んでも、解消されない肩こり。いったいなにが原因なのでしょう。
どうりでツラい・・・肩こりの原因はバストかも!?

日本人女性の平均バストはCカップといわれていますが、株式会社テレビショッピング研究所が調査したところ、Cカップ以上の女性の76.6%が「胸が重い」と感じていることがわかりました。さらに80%もの女性が「胸の重さによる肩こり」に悩んでいるのだとか!
バストの大きさや重さが女性同士の話題にのぼることはそんなにないかと思いますが、日々「あー、しんどい」と感じている人はたくさんいるようです。
まさか胸のせいで肩こりなんて……と、ちょっと信じられない人もいるでしょう。それは胸の重量がどれほどの負担になっているのか、はっきりイメージできていないから。
同社によれば、Cカップのバストはペットボトル1本分(平均531.3g)と同じ重さなのだそうです。かばんの中にいつも500mlのペットボトル飲料を携帯している人もいますよね。Cカップの女性は、それを毎日胸にくっつけているのと同じこと。
さらにE・Fカップになってくると、1リットルのペットボトル1本分をいつも胸に抱えていることに……。そう考えると、肩がこらないほうが不思議な話かもしれません。
【あなたはどの動物?】バストサイズ別に置き換えてみると・・・ バストの重量……数字でいわれたところで、わかりにくいですよね。
気になるカップ別の重さの動物は・・・?

Aカップ シマリス2匹(300g) 頬を食べ物でふくらませている姿がかわいい印象のシマリス。Aカップの方は、この愛らしい小動物2匹を肩に乗せているのと同じ感覚です。このへんは、まだ「軽そう」というイメージでしょうか?
Bカップ オカメインコ5羽(450g) 赤く色づいた頬がキュートなオカメインコは、臆病だけど人になつきやすいのでペットとしても大人気。Bカップの方はこちらのインコを5羽、肩に乗せている計算です(ちなみに種類にもよりますが、1匹当たりのお値段は1万円以上だそう)。
Cカップ 生まれたてのシロクマの赤ちゃん1頭分(約500g) ぬいぐるみのようにかわいいシロクマの赤ちゃんは、1頭で約500gの重さがあります。Cカップの方はこの赤ちゃんといつも一緒。ペットボトル1本分ですね!

Dカップ ヒドリガモ1羽(750g) 公園の池や、川などでカモを見つけたら、おそらくこのヒドリガモでしょう。1匹で約750gと、けっこうな重量があります。Dカップの方はこのカモといつも一緒ということ!
Eカップ ウサギ1匹(約1kg) Eカップになると胸の重みはついに1kgに! 見た目はかわいいウサギですが、持ち上げてみるとずっしりとした重みが……。体への負担はなかなかのものです。
Fカップ 生後3ヶ月の子猫1匹(約1.2kg) Aカップからスタートし、最後はFカップ。このサイズの方は、肩に生後3ヶ月の子猫をいつも乗せている状態。
私たちは知らないうちに、目に見えない荷物をいつも背負っているんですね。ぜひ自分のバストサイズと照らし合わせてみてください。
胸が重いなら・・・?「正しい」ブラ選びが重要!

胸が重いことで生じてしまうトラブルも、決して少なくありません。
前述した肩こりや体のだるさ以外にも、胸が垂れやすくなったり、肩ひもが食い込んで赤くなったり、猫背になったり、運動の邪魔になったり……喜ばしくないことがたくさん。
そのためにも、バストの重さが体の負担にならないように支えてくれる、適切なブラジャーを選ぶ必要があります。定期的にサイズをチェックし、きちんと把握して、自分のボディラインに合った一着を選ぶようにしましょう。
とくに胸が大きな方は、肩ひもが幅広なタイプのものや、ホックの数が多いものを選ぶといいでしょう。より負担が軽減されると思いますよ。ノンワイヤーで締め付け感がないのに、しっかりフィットしてくれるものもあります。
あなたは胸に、どんな動物を抱えていましたか?
バストの重みからくる体の不調は、正しいブラジャーを身に付けることで予防できます。自分にピッタリなじむ適切な下着を選ぶようにしましょうね。
※参考:ジニエブラ