アメリカをはじめ、海外のレシピによく出てくるのが「lemon zestレモンゼスト」=”レモンの皮”。ゼスターと呼ばれるレモンの皮をすりおろしたり、削り取ったりする道具もあるほど一般的です。
日本のレシピに出てくるのはまだ圧倒的にレモン汁が多く、レモンゼストはあまり出てきません。
そこで、レモンゼストの効果的な使い方をご紹介。いつもの料理がお店みたいに本格的な味になっちゃいます。レモン汁だけ使って捨てていた人、必見ですよ!
レモンゼストが使える理由

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レモンゼストは、レモン汁よりも風味と香りが強いので、料理の味のアクセントにすることができます。レモンは使いたいけど、酸味・水気を料理に加えたくないときに取り入れるのがおすすめ。
外国産などのレモンは農薬が皮に残っている可能性が高いと言われているので、国産無農薬のものを選びましょう。
レモンの皮は手持ちのおろし器ですりおろしたり、ナイフで皮をむいて千切り、みじん切りにして使います。皮と実の間の白い部分は苦みがあり、舌触りもよくないので削りすぎに注意です。
おすすめなのは「ゼスター」。アメリカではほとんどの家庭に1つはある一般的な調理グッズ。レモン、ライム、オレンジなどの柑橘系フルーツの皮を削るための器具なので、とても使いやすく価格も1,000円ちょっととお手頃です。

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使い方によって、削る太さを変えるのもポイント。
ドレッシングやドリンクなど、液体にレモンの風味をしっかり移したいときは、太めに削ると◎。あまったレモンゼストは、ラップに重ならないように置き、包みましょう。
レモンゼストでランクアップするおうちごはん レモンゼストを使うと、いつもの料理の風味がリッチになって、レストランみたいな洗練された味に!
中でも特におすすめの使い方を紹介します。
【パスタにかける】

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上の写真はバターとガーリックで和えたスパゲッティにレモンゼストとレモン汁、パルメザンチーズをかけたレモンバターパスタ。鶏肉やえび、アスパラガスなどを加えても。
ほかにも、ペペロンチーノ、カルボナーラやクリームソース系のパスタ、リゾットにも◎。クリームのマイルドな味をレモンゼストがひきしめてメリハリのある味にしてくれます。
【ベイクドポテトやポテトサラダにかける】

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ベイクドポテトやポテトサラダにかけるとさっぱりとした大人味に。
レモンゼストはハーブと相性がいいので、刻んだパセリ、ディル、チャイブなどと一緒にトッピングしてみては。パンによく合うイタリアンなポテトサラダになります。
【トーストにトッピング】

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トーストにアボカドをのせて、オリーブオイル、塩をふり、レモンゼストをかけます。
【グリル野菜、肉にかける】

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アスパラガスやブロッコリー、さやいんげんなどの野菜をオリーブオイル、塩でグリルまたはソテーし、パルメザンチーズ、レモンゼストをかけます。
グリルチキン、牛ステーキ、焼き鳥など肉料理にも合います。素材そのものの味を邪魔することなく、レモンの香りがふわっと漂いますよ。
【パン粉に混ぜて衣に】

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パン粉にレモンゼスト、ハーブ類(好みで)を混ぜ、肉や魚をまぶしてグリルしたり、揚げたりするのもアメリカではめずらしくありません。
カリッとしたレモンゼストは食感もよく、ひと口食べるごとに口の中でさわやかな風味が広がります。
レモン汁を絞るような感覚で、レモンゼストをいつもの料理に手軽にふりかけてみて。ちょっとリッチな気分になれるはず。