年始の忙しなさも落ち着き、いよいよ迫りくるのがバレンタイン! 社会人になると行事化する場合もあるとはいえ、おおっぴらに恋に浸れる催しのひとつ。恋もプライベートも充実させたいANGIE読者にとっては、欠かせないイベントです。
義理はともかく、本命の彼のためには身だしなみも万全にしたうえで挑みたいもの。ファッションやボディケアへの気遣いはもちろん、自分を美しく見せるための仕上げに香水は欠かせません。
そこで今回は、エジプトで日本人初の調香師修了証書を取得した香りのソムリエ、AIKO先生に<男性が好きな香水><NG香水>の特徴についてお話を伺いつつ、カネボウ化粧品 香料研究室と奈良教育大学(奈良教大)の福井一 教授らの研究グループの調査結果をもとに、<恋に効く香り>について大調査しました!
これを選ぶと恋が台無し!? <NG香水>3つの特徴とは好きな人のためにと選んだ香りも、男性が本能的に好まないタイプなら想いも水の泡。AIKO先生によると、男性が苦手に感じることが多い香水3つの特徴とは、以下の3つ。
1, 甘く重たいオリエンタル系
2, お菓子のようなグルマン系
3, 妖艶なムスク系
「エキゾチックなオリエンタル系は、個性がアピールされることもあって女性には人気。ですが男性にはあまり好まれない模様です。男性は香水に慣れている人が少ないため、通好みのオリエンタル系は敬遠される傾向が」(AIKO先生)
また、グルマン系とはバニラやチョコレートなどお菓子のようなこってりとした甘い香りのこと。セクシーな甘さから夜を連想させるムスク系も、日本男性には好まれにくいとか。甘すぎたり、色気を感じさせすぎたりするものが、今どき男性のNG香水と言えそう。
男性が好きな香りは「清潔感」「キツくない」がキーワード!では、男性が好む香りとはどんなものなのでしょう。AIKO先生によると、某調査会社によるデータでは、日本人男子が親しみを感じる香りとして以下が挙げられたとか。
1、ナチュラル&ほのかに香る石けん・シャンプー系
2、優しげなフローラル系
3、元気が出るフレッシュな柑橘系
「もともと日本人はお風呂に入る習慣があり、日常的になじみのある香りこそ、親しみが湧き好感度も高くなる、という結果になったと見受けられます。
また、カネボウ化粧品 香料研究室と奈良教育大学(奈良教大)の福井一 教授らの研究グループの調査によると、「石けんやシャンプーの香りがする女性の顔は、約10%も魅力的に見える」ことが判明! 本命用には、セクシーさや甘さではなく<ホッとできる清潔感がアピールできるシャボン系>が最強、と言えそう!
モテ香水も使い方によってはマイナスに。最も好かれる香らせ方はこの方法!せっかく恋に効く香水を手に入れても、使い方を心得ておかないとソン。と言うのも、男性は香水そのものの香りよりも<残り香>にときめく傾向があるからなんだとか!
古来より日本には、香木を焚いて香を楽しむ和のアロマ、香道文化があります。奥ゆかしい香り遊びをルーツに持つ私達だからこそ、直接的な香りより、間接的な残り香の方が好まれるのかもしれません。
「香水をつけるタイミングは、会う直前よりも、会う30分~1時間前がベスト。そのころ、香りもミドルノートという香水の核部分に差し掛かります。ただ体調や季節、湿度で感じ方は異なるため、自分の体臭と混ざったときの印象も確認しましょう。運命の香水に出会うには、香りとじっくり向き合うことも大切です」(AIKO先生)
なるほど、恋には香るよりも<薫らせる>ことが大切みたい! 男性のハートをかき乱す残り香マジックで、恋を素敵に実らせてくださいね。
おまけ:AIKO先生スペシャルブレンド! おすすめのモテ香水はこちら!▼ 『AIKO』(オード・トワレ/7.5ml/¥3,150より)
先生オリジナルブレンドによる『AIKO』は発売以来、不動の人気。男性はもちろん、女性からの好感度もNO.1。ライムなどの爽やかさに加え、フルーティな甘さと優しげなフローラルの絶妙ブレンドで、「良い香りがするね」と褒められること間違いなし。
▼ 『EGYPT ROSE』(オード・トワレ/7.5ml/¥3,675より)
かのクレオパトラも愛したエジプト産バラにこだわり、厳選した最高級ローズを使用。
【取材協力】