「素敵な人と出逢いたい」「結婚のご縁を授かりたい」「今のご縁を大切に育てたい」そんな幸せの願いを叶える、ベストシーズンがやってきました!
島根県の出雲大社は男女のご縁はもちろん、子授け、仕事、お金と、あらゆる幸せとのご縁を結んでくれる場所です。
旧暦の10月は、八百万(やおよろず)の神さまが出雲の国に集まり、縁結びのビッグな会議が開かれる「神在月」。
今日はみなさんを、縁結びのエネルギー高まる出雲へご案内します。
出雲大社の神さまとは?

出雲大社のご祭神「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」は、国譲りの神さま。「だいこくさま」として慕われています。
背中に大きな袋を背負った姿はまるでサンタクロース。袋の中には何が入っていると思いますか? 金銀財宝、お米、幸せ……答えは人それぞれでしょう。
実はこの袋の中には、私たちの悲しみや苦しみを楽にしてくれるものが入っているのです。まさに魔法の袋ですね。
失恋でつらい思いをしている人も、心やさしき神さまに未来の幸せを願いましょう。
【平成の大遷宮】今が絶好のチャンス!

昨年、60年ぶりに本殿の大遷宮(だいせんぐう)が行われた出雲大社ですが「平成の大遷宮」は来年の3月まで続きます。
通常立ち入ることのできない楼門や御本殿をまじかに見ることができるとあって、全国から多くの参拝客が訪れています(10月以降の予定は出雲大社にお問い合わせください)。
しかも遷宮の後は、神さまのパワーもより一層高まると言われています。
要チェック!出雲大社の参拝方法

大鳥居を抜けると、樹齢数百年の松がお出迎え。神社ではあまり見られない下りの参道になっています。
少し歩くと、右手に「祓社(はらいのやしろ)」があります。気がつかず通り過ぎる方も多いのですが、清め祓い(きよめはらい)は開運の第一歩。まずはこちらのお社でしっかりと身を清めてから御本殿に向かいましょう。
出雲大社の参拝方法は「2拝4拍手1拝」。手を合わせるとき「不幸せ(ふしあわせ)」にならないよう、指の節と節をしっかり合わせましょう。
手を合わせた後、瑞垣(みずがき)に沿って摂末社(せつまつしゃ)を参拝するのが正式な参拝法。ここではじめて神さまと向き合うことができるのです。ガイドブックでもあまり紹介されていないので、見逃さないよう注意してくださいね。
見どころいっぱい!観光も楽しもう

殿内には、八百万の神さまたちが宿泊する宿もあります。
神在月の間であれば、宿に滞在する神さまのお姿を見られるかもしれませんね(笑)

本殿裏手は、緑あふれる癒しのスポットです。

高円宮家の次女である典子さまとご結婚なさった出雲大社権宮司(ごんぐうじ)の国麿さんがおさめられた、可愛らしいウサギさんが祈りを捧げています。
私たちとウサギさんは、向かい合わせで神さまに祈りを捧げているのです。

また、出雲大社から歩いて5分ほどの場所にある北島国造館の「亀の尾の瀧(たき)」は、時間と光の加減により美しい虹がかかるパワースポット。
出雲大社で手を合わせたら、北島のベンチに腰かけ、のんびりと穏やかな時間を過ごしましょう。

時間にゆとりのある方は、国譲りの神話の舞台として「古事記」にも登場する稲佐(いなさ)の浜へ。神在月11月21日の夕刻7時より、こちらの海で、神さまをお迎えする神事が行われます。縁結びの神事は、稲佐の浜から始まります。

ぜひ美しい海で手を合わせ、潮風で心身を清めてから出雲大社へ向かいましょう。

稲佐の浜は清らかな聖地。雲ひとつない青空のように晴れ晴れとした気持ちになりますよ。
夜まで参拝できる!?

神社といえば、参拝は夕方ぐらいまでと思っている方も多いでしょうが、出雲大社は夜の8時まで参拝が可能です。

月明かり、星明かりに導かれ参道をすすむと、篠笛の音色が境内に響き渡り、闇夜にオレンジ色の光に包まれた社殿が姿をあらわします。それは日中では味わうことのできない幻想的な世界。
また早朝は青いもやに包まれ、凛とした空気があたり一面に漂っています。
一度で参拝を終えてしまうのはもったいない! ぜひ時間を変えて、さまざまな表情を見せる出雲大社をじっくりと味わいましょう。
幸せのご縁は出雲から

11月26日と28日に行われる「神在祭」「縁結び大祭」は、事前申し込みをした方が参列可能となります。
また、神在月期間中は通常通りご祈祷も行っていますが、1時間以上待つケースもあるようです。時間にゆとりを持って出かけましょう。

神在月のみ授与される「神在祭御守」は女性に人気のお守り。忘れずに授与していただきましょう。
みなさんの素敵なご縁は、今年の出雲で決まるかも! 旅行バッグに夢と希望をつめ込んで、縁結びの神さまに会いに行きましょう。