男友達と話していると、どうしても下世話な話にばかりなります。たいていは流すことができるのですが、1回だけ、私、すっごいショックな話をされたことがあるんですよ。
今も忘れられない、1年前の某都内マックでの出来事。
「セックスするコがすっごいブスだったらどうする?」
「ずっとバックでヤる」
「部屋暗くして、それでも見えるから、目ぎゅっとつぶるんだよね~」
「そうそう、お気に入りのAVとかと重ねるんだよな」
驚愕する私。あのときの私の顔は、貞子を殺すこともできたに違いない。
「なんで、そこまでしてセックスするのよあんたたちは!」
思わず叫んでしまいましたね。昼間からマックで。ってかマックでそんな話するな。ハンバーガーが不味くなる。
いやしかし……セックス中にそんなこと思われていたなんて知ったら、自分だったら泣くね、絶対。
そうよ。
そこまでして無理やり自分を奮い立たせて、女の子のプライドを傷つけて、そうまでして男をセックスに駆り立てる気持ちっていったい何なの?
逆にそれが気になるから彼らに聞いてみるのだけれど、しかし、返ってきた言葉は「その時はやりたいと思っちゃうんだよね、なんで?」とのこと。
いやいや、「なんで?」じゃねーよ。
本人たちにもわからない気持ちが、私にわかるワケないでしょ!
やはり、サルに高尚なことを聞いた私がバカだったというわけか。
この会話を聞いていると、まるで中学生のようですが、彼ら、立派な社会人だからこそびっくりするんですよ。
たしかに、まだ中学生だったら「可愛い子とヤリタイ」とか、そういう、ある意味純粋な気持ちがありますものね。
それに引き替え、こいつらは何も考えていない。ヤレればなんでもいいわけです。穴があれば入れる、それだけの生き物。
性欲にとりこまれた人は、見た目は人の形をしていますが、動物も同然です。
下半身でしか考えられない人っていうのも世の中には結構いるけれど、彼らのように下半身でしか行動できない人もいるんだよね。きっと、何かを判断するための脳みそも睾丸に入っているに違いない。……怖い。
そう、怖いんですよ! こういう男がふつうの顔をして世の中にはびこっていることが。
そしてこんな男に引っかかってしまう女性がいて、捕まればプライドも心もズタズタになる。
そう思うと私、胸がぎゅっと痛むわけですよ。
女だったら、少なくとも、「生理的嫌悪」ってものがあるでしょう。
目をつぶらなきゃ出来ないほどブッサイクだと思ってしまう相手の前で、なんで股なんて開かなきゃいけないんですか。気持ち悪くないんですかね。
普段は、もう少しあれこれ分析したがる私ですが、彼らはどう考えてもやはり人間をやめた何者かとしか考えられない。
いっそ女の子が可愛いか可愛くないかも判断できないように、その脳みそ入りの睾丸、ミソごとポロリと落ちてしまえばいいのにね。
これは結婚のお話じゃないのかですって? お話にならない。私は人間ですから、人間としか結婚できないのです。
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