TVアニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」は、五条 悟と夏油 傑の呪術高専時代の物語。そこでは若き日の五条と夏油はもちろん、二人に縁のある人々の過去の姿も描かれることになる。


>>>五条と夏油、そして二人に関わる人々の姿。「懐玉・玉折」場面カットをチェック!(写真33点)

『呪術廻戦』は「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中の芥見下々による漫画で、人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う対呪い専門機関(呪術高専)の呪術師たちとの壮絶な闘いを描いている。
2020年10月からTVアニメ第1期が放送されて国内のみならず全世界で大きな反響を呼び、2021年には『劇場版 呪術廻戦 0』が公開されて全世界で一大ムーブメントを巻き起こした。

第2期で展開されるエピソード「懐玉・玉折」は、第1期や『劇場版 呪術廻戦 0』よりもさらに過去の出来事を描いている。その中心となるのは、五条悟と夏油傑の二人だ。
五条は第1期では虎杖悠仁、『劇場版 呪術廻戦 0』では乙骨憂太、それぞれの主人公を導いた教師で、作中でも桁違いの強さを持つ最強の呪術師。

一方の夏油は、最悪の呪詛師として「呪術師だけの楽園」を標榜し第1期では呪霊と結託して暗躍、『劇場版 呪術廻戦 0』では大規模虐殺「百鬼夜行」を画策し、乙骨に襲いかかった。
そして『劇場版 呪術廻戦 0』において二人は、かつて呪術高専の同級生で”親友”とも呼べる関係だったことが示唆されていた。何故に彼らは決別することになるのか? 「懐玉・玉折」では、遂にその真実が明らかになる。

そんな二人のドラマには第1期に登場した面々も数多く登場、それぞれの過去の姿が描かれることとなる。
現在、作品公式HPで発表されている情報をもとに、「五条と夏油に関わる人々」を紹介していこう。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

●呪術高専の仲間たち●

【家入硝子】
五条、夏油と同級生の呪術高専二年。
二人のことを「クズ共」と呼んで憚らないが、それが逆に彼らとの親しさを感じさせる。
呪術師としては”反転術式”の数少ない使い手で、他人の身体も修復し命を救う。
第1期では一度「死亡」した虎杖悠仁の解剖に着手しようとしていた(寸前で虎杖が復活した)が、その前後のやり取りからも五条との信頼関係が感じ取れた。
また、第1期ではロングヘアでどこか気だるげな”大人の女性”の雰囲気が漂っていたが、「懐玉・玉折」ではまだ初々しい少女の雰囲気を残した姿が見られそうだ。

【夜蛾正道】
五条、夏油、家入たちの担任教師で、特に問題児の五条には手を焼いている様子。
第1期では呪術高専東京校の学長を務めており、五条には当時と変わらず振り回され気味だが、マイペースで唯我独尊の五条も夜蛾学長の言葉は傾聴し、その存在には一定の信頼を置いている様子だった。
担任と生徒という当時の関係や共有した時間が、その信頼関係の礎になっているのかもしれない。
学長・夜蛾はサングラスが特徴だが、当時はかけていなかったようだ。

【七海建人】
呪術高専一年生で、五条や夏油の後輩。
無愛想で冷静だが責任感は強い。第1期でも虎杖をクールかつ的確にリードしながら身を挺して強敵・真人と戦ってみせたが、その性格は高専時代から変わっていないようだ。
そして第1期で、五条からは「信用できる後輩」と呼ばれ、五条のことは逆に「信用しているし信頼しているが、尊敬はしていない」と評していた。
その微妙なようで深い絆は、高専時代から続いているのだろうか。

【灰原雄】
七海の同級生の呪術高専一年。
七海とは対照的で素直で明るい性格、物事をあまり深く考えない面もあるようだ。
第1期や『劇場版 呪術廻戦 0』には登場していない人物だが、この「懐玉・玉折」ではどんな役割をはたすのだろうか?

【冥冥】
呪術高専を卒業した後、フリーで活動している呪術師。
その強さは五条も認めるところだが守銭奴で、どんな働きをするかは金次第。

【庵歌姫】
五条と夏油の先輩呪術師だが彼ら二人からは侮られており、特に五条からはため口で話しかけられ、そのたびに「先輩には敬語を使え!」と注意している。

第1期「京都姉妹校交流会」では、京都校の引率として登場。五条の存在を露骨に嫌悪して「先輩を敬え!」と怒っていた。その関係は呪術高専時代から続いており、五条から「呪術高専内に内通者がいる」という疑いを聞かされて調査もしていた。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

●「懐玉・玉折」の物語と重要人物●

続いて、「懐玉・玉折」の重要人物を紹介しよう。
物語は、五条と夏油の元に不死の術式を持つ呪術界の要・天元からの依頼が届くところから始まる。
依頼は2つ――天元との適合者である”星漿体(せいしょうたい)”の天内理子という少女の「護衛」と「抹消」。

呪術界存続のために任務へと赴くことになった二人だが、そこに伏黒を名乗る"術師殺し"が現れて”星漿体”暗殺を狙って暗躍する……。

【天内理子】
”星漿体”として500年に一度、天元と同化しなければならないという宿命を背負った少女。五条と夏油は任務を通して、この少女と交流をすることになる。

【黒井美里】
幼い頃に両親を亡くした理子の面倒を見続けてきた世話係。理子にとっては家族のような存在で、五条や夏油とも任務中、行動を共にする。

【伏黒甚爾】
”星漿体”暗殺を依頼された男。”術師殺し”の異名を持ち、理子を護衛する五条や夏油と対峙することになる。「伏黒」という名字が気になるが……。

「懐玉・玉折」で描かれる出来事は『劇場版 呪術廻戦 0』や第1期、さらにその先へと続く物語の背景に横たわっている。それは、五条、夏油、その周囲の人々の記憶に刻まれた ”呪い” であり、乙骨憂太や虎杖悠仁、そして彼らの仲間である呪術師たちの運命にも大きな影響を及ぼしてもいる。
過去と、現在と、未来――折り重なる時間を感じながら物語を読み解くことで、『呪術廻戦』の世界をより深く堪能してほしい。

(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

『呪術廻戦』「懐玉・玉折」
★7月6日から毎週木曜23:56より、MBS/TBS系列全国28局にて放送開始
★『劇場版 呪術廻戦 0』7月5日(水)19:00より、MBS/TBS系列全国28局ネットにて放送

【「懐玉・玉折」STORY】
最強の2人 戻れない青い春
2018年6月、両面宿儺を己の身に宿した虎杖悠仁。
2017年12月、祈本里香の呪いを解いた乙骨憂太。
そして更に時は遡り2006年春、高専時代の五条 悟と夏油 傑。
呪術師として活躍し、向かうところ敵のない2人の元に、不死の術式を持つ呪術界の要・天元からの依頼が届く。
依頼は2つ。天元との適合者である ”星漿体(せいしょうたい)” 天内理子、その少女の「護衛」と「抹消」。
呪術界存続の為の護衛任務へと赴くことになった2人だが、そこに伏黒を名乗る ”術師殺し” が ”星漿体” の暗殺を狙い介入する……。
後に最強の呪術師と最悪の呪詛師と呼ばれる五条と夏油、道を違えた2人の過去が明かされる。
『呪術廻戦』「懐玉・玉折」で五条と夏油の〈青春〉を目撃する人々

【STAFF】
原作:『呪術廻戦』芥見下々(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史・小磯沙矢香
副監督:愛敬亮太
美術監督:東 潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:石川大輔(モンスターズエッグ)
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳 圭介
音楽:照井順政
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA

【CAST】
五条悟:中村悠一 夏油傑:櫻井孝宏 家入硝子:遠藤綾 天内理子:永瀬アンナ 伏黒甚爾:子安武人

【主題歌】
OPテーマ:キタニタツヤ『青のすみか』(Sony Music Labels)
EDテーマ:崎山蒼志『燈』(Sony Music Labels)

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(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会