元”モーニング娘。”でアーティストやタレント・モデルとして活躍中の後藤真希が、デビュー25周年を記念した写真集「flos」(講談社)を発売。
11月30日(土)に東京・代官山蔦屋書店において発売記念会見が行われ、今回の写真集の見どころや撮影秘話などを語ってくれた。

後藤真希は1999年9月9日に大人気ユニット”モーニング娘。”の第3期メンバーとしてデビュー。センターを務めた「LOVEマシーン」がミリオンセラーを記録するなど、2002年に卒業するまで国民的なアイドルグループの中心的存在として高い人気を誇った。卒業後はソロとしての音楽活動に力を入れたほか、ミュージカルや舞台、ドラマなどに出演するなど才能を発揮。2021年に発売した写真集「ramus」は7刷もの重版を重ねたほか、講談社電子版写真集の歴代トップの記録を更新、いまだにその座をキープし続けている。

そんな前回の「ramus」以来3年ぶりの発売となる「flos」は、今年9月9日にデビュー25周年を迎えた後藤真希にとってのメモリアルな写真集。「自分自身をほどくリラックスな時間」をテーマに、冬の山形と夏の韓国・済州島で撮影を敢行。しなやかな肢体をのびやかに解き放った際どく大胆なカットも数多く収録されているなど、全114ページにわたって成熟した大人の女性の美しさに満ちた後藤真希の輝きをそのままおさめた、まさに圧巻の一冊となっている。

記者会見では後藤本人から「ちょっと写真集撮ってみませんか?」と提案して写真集の製作が始まったという経緯が明らかになったほか、前作よりも時間をかけたという撮影について言及。前作と同じスタッフメンバーが担当したということもあって、緊張せずリラックスして撮影に臨めたそうで「より一層ナチュラルな部分がより出たと思っています。ボリュームも前回よりアップしてすごくいい作品に仕上がった」と満足げなん表情を浮かべていた。
撮影場所としては山形と韓国・済州島の二箇所を訪問。冬の山形の撮影では撮影期間は天気が良すぎて雪が積もってる場所がなかなか見つからず、「雪と私」というシチュエーションを探し回ったといったハプニングもあったらしい。済州島にはプライベートでも行ったことがなかったらしく、「海に囲まれた風景にはすごくビックリした」と現地での撮影のようすなどをコメント。どちらも食べものが美味しかったらしく、山形では「玉こんにゃく」をいただき、済州島ではプデチゲを三杯もおかわりをしたと現地での思い出を語ってくれた。

「今回の写真集に点数を付けたら何点?」という質問には「∞(無限大)」と笑顔で回答。「デビュー25周年にふさわしい作品になったと思っています」と笑顔で語ってくれた。またファンには前作「枝」を意味する「ramus」から、今作の「花」を意味する「flos」への進化の繋がりを感じてほしいとのこと。撮影された写真の中には自分で見てもハッとするような大胆なカットもあるそうで、そこも写真集の注目ポイントの一つといえるものとなっている。美しい身体のラインのためのボディケアについては体重を落とすというよりもキープすることを重視。”桃尻”に憧れがあったそうで、歯磨きなどの隙間時間に”桃尻”を目指してエクササイズなどをしていたといったようなマル秘エピソードも披露してくれた。

「後藤真希 写真集 flos」の通常版と電子版(特典カット付き)は11月29日(金)より絶賛発売中。待望の写真集ということもあって大きな話題を呼び、早くも発売前から重版3刷りを達成。
さらなる増版も決定したほか、取材後に開催された読者イベントのチケットも早々に完売するなど、老若男女幅広い年齢層から高い反響と注目を集めている至高の一品となっている。また後藤真希本人との生電話をはじめとしたプレミアムな6大特典が付いた数量限定の豪華版も現在予約受付中。受注期間は12月9日(月)11時59分までという講談社「withSTORE」限定の数量限定完全受注生産品となっているので、こちらもぜひともチェックしてもらいたい!

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■「後藤真希 写真集 flos」発売記念記者会見一問一答

――写真集「flos」発売を受けて、今の率直なお気持ちをお聞かせください。
後藤 今回写真集は3年前に出した「ramus」よりも期間をかけて撮影できたんですけど、本当にボリュームも前回よりアップしてすごくいい作品に仕上がったなと思ってうれしく思っています。

――周りの方からはどんな反響が届いていますか?
後藤 ファンの声を聞くと「ページをめくってハッとした」っていう方が多かったです(笑)

――前回の写真集「ramus」と大きく異なる点や、制作にあたって意識したこだわりは?
後藤 前回は仕上がりは本当によかったんですが、撮影は2日間だったんです。でも今回は冬の山形に二泊ぐらいと、夏の(韓国)済州島にも二泊三日で行ったりしての撮影でしたので、たくさんのいい写真が撮れたなって思っています。あとは(前回は10年ぶりと)久々の写真集ということもあってので、撮影前から多少緊張みたいなものがあったんですが、今回はそういうこともなく。本当にいい現場で、自然体でいられるような感覚でできました。

――後藤さん主導で制作が進んでいったとのことですが、制作にいたる経緯などお聞かせください?
後藤 去年の秋を過ぎたぐらいに、私からマネージャーさんとかに「ちょっと写真集撮ってみませんか?」みたいなことを言って、講談社の方とお話しをする機会を作っていただきました。なんで「今」かというと「なんか私、今出したらいい作品撮れる気がする」という、なんとなくフワッとした自信みたいなものが生まれまして(笑)。過去作を振り返ってみると、自分から「よし、撮ろうよ」みたいな感じで写真集の製作にあたったことがなく、今回初めてといっていいぐらい自分発信ができたんです。そういうのってすごく大事なことなんだなって思いつつ、そこからあっという間に衣装合わせが始まり、2月の山形での撮影となりました。


――山形と済州島の撮影のようすについてお聞かせください。
後藤 山形は撮影時期が2月の末あたりだったんです。雪と私を撮りたくて山形に行ったんですけどものすごく天気が良くて。雪が積もってる場所が限られていたので、雪を求めてあちこちさまよった感じでした。寒い中だったので撮影中に食べた玉こんにゃくが、すごく美味しかったのがいい思い出です。済州島はプライベートでも行ったことがない初めての場所でした。海に囲まれていて、サボテン公園での撮影中も「こんな崖近くにサボテン公園があるんだ」とすごくビックリしたのと、あと食べものがすごく美味しくて。撮影終わりに食べたプデチゲが美味しすぎて三杯も食べちゃいました。あとは撮影終わってジャグジーに入ってたんですけど、天井からクモがぴょんぴょん糸でつたって降りてきて私のところに近づいてきて。ずっとジャグジーの水をかけながら戦ってました(笑)

――ファンもビックリする写真がいろいろ収録されていますが、撮影にはどんな決意で臨まれたんですか?
後藤 決意みたいな堅いものは自分の中にはなくって。多分ファンの皆さんがハッとしたシーンっていうと「あれかな?」「これかな?」っていうのが頭の中に浮かんでくるんですけど、スタッフさん全員「今からすごいの撮るぞ」みたいな雰囲気はなく。出来上がって見てみたらハッとするシーンはありましたが、ワーキャーやりながらの楽しい撮影ではありました。


――済州島で撮影されたというお気に入りのカットについてお聞かせください。
後藤 あの写真は済州島に着いたその日に撮影した中でも最後の方のものになるんですけど、本当に楽しくて(笑)。スタッフの皆さまと話していたときの笑いがこぼれた瞬間の写真だったりするんですが、自分で見ても「いい笑顔してるな」って思って。そこがお気に入りのポイントです。

――撮影にあたってボディメイクやケアなど特別なことはされたんですか?
後藤 よくいう”桃尻”みたいなのがあるじゃないですか。あれにちょっと憧れていて。なので歯磨きをしてるその隙間時間にながらでできるような、”桃尻”に効くようなエクササイズをちょっとやっていました。あとは体重を落とすっていう意識よりも、常に同じ体重をキープするといった意識でやっていましたね。

――歳を重ねる毎に美しさが増している感じがしています。若さの秘訣というと?
後藤 過去の自分をインスタで見たりYoutubeで振り返って見たりすることがあるんですが、何が違うかっていうと「けっこう食べてるな、今」と思ってて。とにかく痩せすぎないとか、そういったケアがちょうどいい感じなんだと思うのと、あとは常に日々ライブのとを頭でイメージすることですかね。「ライブでこういう衣装着たいな」とか「こういうステージにしたいな」とか思うと、なんとなく意識的に身体も維持できているので。
そういうことが全部繋がっているんだと思います。

――ファンをはじめとした多くの人たちに、この写真集のどんなところに注目して見てもらいたいですか?
後藤 前回の写真集と同じスタッフメンバーにやっていただいているんです。そのおかげもあって本当に家族のような雰囲気で撮影できたので、笑顔も前回より増えたりとより一層ナチュラルな部分が出ていると思います。あと前回の写真集「ramus」はラテン語で「枝」、今回の写真集「flos」は「花」という意味がありまして、「枝」から「花」へ進化したような繋がりをもたせたいと思いながら作らせてもらいました。

――気の早い話ですが、次回作を出すとしたらどこに行ってみたいとかありますか?
後藤 よくヨーロッパあたりをオススメしてくれる方も多いので、「それもいいな」と思いつつ。でもヨーロッパまで行ってしまうと、「どういう風なビジュアルで撮影したらいいんだ?」と迷いも出てしまうので、なるべくナチュラルな雰囲気が出るような場所なら逆にどこでもいいというのはあります。

――芸能生活25年を振り返っての感想をお聞かせください。
後藤 本当にいろんなことがたくさんありました。でもモーニング娘。の在籍期間がたった三年間だったんです。自分の中ではその三年間だけでもいろんな経験が出来たなと思います。あとはエーベックスに所属してから、タレント活動やモデル活動、アーティスト活動をやらせてもらっている中で、25年経った今だからこそ、いろいろなことが自分発信で出来るのかなと思っています。


――25年前に今の自分というのは想像出来ましたか?
後藤 全く思ってなかったです。25年ってすごいですよね。でも周り方を見渡すと、浅野ゆう子さんも50周年とか、小林幸子さんも60周年とかすごい方々がたくさんいるので、「25年なんて全然じゃん!」というのもあります。

――今年一年を振り返ってどんな一年でしたか? 漢字一文字でお聞かせください。
後藤 今パッと思いついたのは活力の「活」みたいなそんな気持ちです。25周年に向けていろいろ仕掛けを打ってきた年でもあるので、楽しいことをばかりをいろいろ想像しながら、いかにファンの皆さんに感謝の気持ちを返していけるかという年でした。

――今後のお仕事の展望やプライベートで挑戦してみたいことなどありますか?
後藤 お仕事ではデビュー25周年を迎えていて、この写真集も「25周年にピッタリだよね」という気持ちで出させてもらっています。そんな25周年はまだ続いていきますので、この期間に皆さんにもっと喜んでもらえるような企画だったり、自分も楽しめるようなことをできたらいいなと思っていますね。プライベートでは、ずっと言ってるんですけどジムに行ったりとか、身体を本格的に鍛えてみたいという気持ちがあるので、それを始められたらいいなって思っています(笑)

――最後にこの写真集に点数を付けると何点ですか?
後藤 自分で点数を付けるといろいろ考えなきゃいけないんですが。でも写真集のタイトルの「flos」=花という意味から考えると、花を綺麗にいろんなところに咲かせてみたいと考えると……「∞(無限大)」ということにしておきましょうか(笑)。三年ぶりとなる写真集「flos」は自分で見てもハッとする写真集ではあるんですけど、25周年にふさわしい良い作品を残せたなという気持ちでいっぱいです。一人でも多くの人に見てもらえるように頑張っていきたいと思います。
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