3月29日(日)に「AnimeJapan 2026」にて、『葬送のフリーレン』第2期スペシャルステージが開催。イベントレポートをお届けする。


『週刊少年サンデー』(小学館)で連載中、山田鐘人(原作)とアベツカサ(作画)による漫画『葬送のフリーレン』。勇者とそのパーティーによって魔王が倒された ”その後” の世界を舞台に、勇者と共に魔王を打倒した千年以上生きる魔法使い・フリーレンと、彼女が新たに出会う人々の旅路が描かれていく。 ”魔王討伐後” という斬新な時系列で展開する胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語で、多くの読者を獲得。現在発売中のコミックスは、シリーズ世界累計部数3500万部を突破。2027年10月に第3期の放送決定が発表するなどますます盛り上がりを見せている。

このたび、3月29日(日)に「AnimeJapan 2026」にてフリーレン役・種崎敦美、フェルン役・市ノ瀬加那、シュタルク役・小林千晃が登壇する『葬送のフリーレン』第2期スペシャルステージが開催された。
第2期でも旅路を共にしてきたパーティーのキャスト3人が、最終回放送直後に初めて集結する貴重な機会。旅の思い出を振り返りながら、本作への熱い想いを語った。そして、このステージには来場者だけではなくキャストにもサプライズで、アニメ本編で強力な魔族レヴォルテを演じた三木眞一郎がサプライズ登壇。2期のフィナーレと、3期発表をお祝いするかのような盛り沢山のイベントとなった。

>>>ステージの様子をチェック!(写真7点)

【イベントレポート】
3月29日(日)、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2026」のREDステージにて、TVアニメ『葬送のフリーレン』第2期スペシャルステージが開催されました 。第2期の旅の感動を振り返る本ステージには、メインキャストの種崎敦美(フリーレン役)、市ノ瀬加那(フェルン役)、小林千晃(シュタルク役)が登壇。
さらに、キャストと観客へのサプライズゲストとしてレヴォルテ役の三木眞一郎が登場。2期の思い出や先日発表された第3期の制作決定についても語るなど、本作らしく暖かで和やかな空気に包まれるステージとなりました。

温かい拍手に包まれながら登壇したキャスト陣。
「2期が終わってすぐのタイミングで、こうしてお話ができて嬉しいです」(種﨑)、「2期どうでしたか!」(市ノ瀬)と先日最終回を迎えた第2期について触れると会場からは温かな拍手が。小林は「水分補給していますか! 気温が急に暖かくなりましたので休憩しつつ楽しんでいただけたらと思います!」と明るく幕を開けた。第2期終了と同時に第3期【黄金郷編】の発表がされた感想を聞かれた種崎は、第3期に登場する魔族 ”黄金郷のマハト” にかけて「う、うれマハー! 嬉しすぎて…」と言葉にならない喜びを露わにしました。

先日TVアニメが最終回を迎えたばかりの第2期。はじめに、キャスト陣がそれぞれ第2期で最も印象に残っているエピソードを本編映像とともに紹介する〈第2期を振り返る魔法〉と題したトーク企画が行われました。
第32話「誰かの故郷」から、フェルンがフリーレンに施す ”機嫌が悪い時/良い時の三つ編み” のシーンをセレクトした小林は、「素敵なシーンがありすぎて、1つに絞れなかった。トップバッターとして心休まる、そして笑えるようなお気に入りを選ばせていただきました」とコメント。映像が映し出されると小林は「機嫌が悪い時、そして機嫌が良い時、その感情を髪の毛の結び方1つで表現するのが、セリフで説明するのとはまた違った良さが『葬送のフリーレン』にある。それに、されるがままのフリーレンも可愛い」 。
市ノ瀬が「 (どっちの洋服がいいかの質問にフリーレンが「どっちでもいいよ」と答えたのを受けて」機嫌が悪い時の三つ編みの時のフェルンの表情が、むすーとしているのではなく真顔なのもあって、その日のシュタルクとのデートに対して真剣だったのが伝わってくる」とキャラクターたちの心情の機微を繊細に表現する本作の魅力を語りました。

続いて第29話「じゃあ行こうか」から ”シュタルクが仲間になった理由を伝えるシーン” をセレクトした市ノ瀬。市ノ瀬は「シュタルクが自分の過去を、苦しい中でも穏やかに伝えようと努めているところに胸が締まる思い」とし、「『どこにもいかないよ』と面と向かって伝えてくれたことに ”シュタルク好きだな” と感じた」とシーンに対する熱い思いを告白。また、同シーンについて小林は「アフレコの際は『(フェルンに対して)もっと優しく言ってあげて』とディレクションを受けて。シュタルクはちょっと無神経なところもあるのでいつものようにやってみたのですが、そのようなディレクションが珍しく印象に残っています」とアフレコ時の貴重なエピソ
ードを明らかにしました。

最後に第37話「ヒンメルの自伝」から ”フリーレンがヒンメルの自伝を読むシーン” を挙げた種崎は、「選びきれなかったんですが、ここは頼む。選ばせてくれ(という気持ち) 」と数ある名シーンの中から最も思い入れのある箇所をセレクト。このシーンを選んだ理由を問われた種崎は「 (自伝に書かれている勇者パーティーの様子が点描で映し出されて)ヒンメルはこうやって3人を眺めていて、最後にその3人を見てたヒンメルを見ているフリーレンの視点になるというのがずるいですよね。『葬送のフリーレン』は原作からアニメにする中で物語の膨らませ方に愛があるんです。このアニメーションを作ってくださったスタッフの方々に本当に感謝です」と改めて感動と感謝の気持ちを露わにしました。

フリーレンたちが歩む旅路の中で、さまざまな模様が描かれる本作は、3人が選んだ穏やかなシーンだけでなく、バトルも見どころ。第2期では〈神技のレヴォルテ編〉のバトルが熱く、物語の深みを増すシーンでもあったと話題を呼んだエピソード。
キャスト陣が振り返りトークを始めようとすると、突如会場に「やはりそこを振り返るか。読み通りだな」という声が。キャスト陣と会場がざわつくと、続けて「私もAnimeJapanステージに徹するとしよう」という声も響き、キャストとどよめく来場者の前に、魔族・レヴォルテ役の三木眞一郎が登場! 会場からは大きな歓声が上がりました。キャスト陣にもサプライズだった登場に、3人は驚きを隠せませんでした。

早速、本作への印象を問われた三木は「人気ある作品の重要な役でお話をいただけたのはとても嬉しい反面、プレッシャーもありました」と当時の思いを吐露。さらに、シュタルク&ゲナウ vs レヴォルテの激闘シーンをキャスト全員で鑑賞。このシーンについて三木は「音楽や効果音の中に、その村の環境音が引っ張っていて、その結果、今起きていることに対する静けさがより強調されていったり。視覚的にも聴覚的にも情報が凄く多いシーンになってたなって思います」 と太鼓判を押しました。さらに、相対するシュタルクを演じた小林は「(このシーンは)紙一重というか、1発食らったらやられてしまう、そんな緊迫感あるシーンだったので食らいつくようなお
芝居をさせていただきました。 」とアフレコを振り返りました。
また、市ノ瀬も「まずカメラワークが物凄い。あと、アフレコで三木さんがマイク前に立ってお芝居をしていると現場がピリッと変わったんです。
本当に怖いなと肌で感じました、素晴らしいお芝居をありがとうございましたとお伝えしたいです。」と演技力に圧巻の様子を見せた。そして種崎は「『葬送のフリーレン』に登場する魔族って感情の揺れがないから淡々と話すキャラクターが多いんですが、レヴォルテはその中でも ”戦いが楽しそう” って思わせる声で、対するゲナウとの戦いが見ごたえがありすぎて何度も見返してしまいました。 」と語りました。

そして、イベントは、第2期最終回で発表された最新情報の話題に。第3期【黄金郷編】が、2027年10月より日本テレビ系にて放送されることが決定! その決定の一報を受けて種崎は「第2期の最終回の最後に、デンケンの後ろ姿と黄金郷がちらっと見えたのがたまらなくて。アフレコが楽しみで仕方がないです。 」と3期への決意を新たにしました。

さらに、4月15日に発売される第2期Blu-ray&DVD第1巻やサウンドトラック、5月のフィルムコンサート、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボなど、今後も続く多彩な展開が告知されました。

最後に、キャストからファンに向けて熱いコメントが贈られました。
三木「こんな素敵な作品に参加させていただけて、このような場に立たせていただけること、本当に嬉しく感謝いたしております。Evan Callさんの楽曲について、レヴォルテの剣が1本1本折れていくシーンで、1本折れるごとに音数を1個減らしているというような話も耳にしたことがあります。そういった点にも注目して、ぜひ本編を繰り返してまた観ていただけると嬉しいです」
小林「どこを切り取っても素晴らしいシーンだらけ。
何気ない日常のシーンも1回見直すと新たな発見があったり新たな感情が湧き起こったり、本当に素晴らしい作品です。第3期までまだ期間がありますので、それまで何度でも『葬送のフリーレン』の世界を堪能していただけたら嬉しいです」
市ノ瀬「三木さんが来てからドキドキが止まらなくて。第3期【黄金郷編】は原作でもすごく大好きなお話ですし、黄金郷ってどんなふうに映像化されるんだろうということも含めて、アフレコが今から楽しみです。 」
種崎「アニメーション、音楽も我々キャストのお芝居も、みんなで力を合わせてこれまでの第1期、第2期に負けないぐらいの第3期を作っていきたいと思います。以前のAnimeJapanでは第2期がいつ始まるかわからないので、その『じゃあ、またね』だったのですが、今回は来年の10月に必ずまた会える、その時まで『またね』ということで。本日は本当にありがとうございました」と締め、イベントは幕を閉じました。

※「種崎敦美」の「崎」は「大」の部分が「立」になる字が正しい表記。
(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
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