「少年ジャンプルーキー」ではこれまでも漫画家の名前を冠したアワードを創設してきた。2016年6月には『To LOVEる』の「矢吹健太朗漫画賞」、7月には『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』の「うすた京介漫画賞」が発表され、大きな話題を集めた。
今回は新たに『暗殺教室』や『魔人探偵脳噛ネウロ』を手がけた松井優征が審査委員長に就任した。松井は「この度、審査させて頂く事になった松井優征と申します。良い漫画を描くには、とにかくセルフチェックを重ねる事だと思います」と投稿のポイントを挙げた。
「プロットやネームを描いた後、原稿を仕上げた後などに、無駄なコマやセリフが無いか、逆に描写不足な部分が無いか、絵に関して手を抜いてしまったコマが無いか、などを徹底的にチェックしてみてください。ダメな点は放置せず、迷わず描きなおしていけば、その分だけ面白くなる確率が上がります」と語っている。そして投稿者に向けて「漫画は足し算計算です。薄皮を重ねるように地道に改良を繰り返して、良い作品に仕上げて下さい。皆さんの作品を読ませて頂くのを楽しみにしています!」とメッセージを送った。
「松井優征漫画賞」の募集期間は8月26日から11月30日までの約3ヶ月間。
結果発表は2017年1月から2月頃を予定しており、大賞と準大賞作品は漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」に掲載される。賞金は大賞が50万円、準大賞が10万円、奨励賞が5万円となっている。
[高橋克則]
「松井優征漫画賞」
募集期間: 2016年8月26日(金)~11月30日(水)
(c)松井優征/集英社