4月29日は昭和の日です。2007年に制定された新しい祝日であり、それ以前はみどりの日でした。昭和は最も長く続いた元号です。日本初の30分テレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の放送がスタートしたのは昭和38年(1963年)。それ以降、さまざまなタイトルがオンエアされました。元号が変わる今だからこそ、昭和のアニメを見直してみるのも面白いでしょう。そこでアニメ!アニメ!では、「今だからこそ見てほしい昭和アニメは?」と題した読者アンケートを実施しました。4月17日から4月24日までのアンケート期間中に83人から回答を得ました。男女比は男性約45パーセント、女性約55パーセントとほぼ同数。年齢層は19歳以下が約15パーセント、20代が約35パーセント、30代が約20パーセントと幅広い層から投票が寄せられました。■トップは『機動戦士ガンダム』 ロボットアニメの金字塔1位は『機動戦士ガンダム』。支持率は約7パーセントでした。『機動戦士ガンダム』は昭和54年(1979年)に放送がスタートしたロボットアニメ。「ガンダム」シリーズの記念すべき第1作です。読者からは「今のガンダムだけではなく昔のガンダムの魅力を多くの人に知ってもらいたい」や「現在の全てのアニメに通ずるシリアスでハイクオリティなストーリーが魅力」というコメントが寄せられています。読者の中には「『名探偵コナン』の影響で見始めましたが面白く、アムロが成長した姿がとても良かった」と『コナン』の人気キャラクター・安室透の名前の由来であることをきっかけに作品を見たというコメントも……。今年40周年の人気シリーズがトップに輝きました。2位は『タッチ』。本作は昭和60年(1985年)に放送開始。あだち充の少年マンガが原作であり、「ドキドキしたり、切なかったりと、多くの感動シーンが盛り込まれています。特に和也が亡くなったときは、今で言う“ロス”に陥ってしまいました」という声が届きました。4月からは『タッチ』の約30年後を舞台にした『MIX』の放送がスタート。「『MIX』が始まる前にはこんな物語があったことを理解してほしい」という意見もありました。なお『タッチ』はAbemaTVにて5月3日までの期間限定で一部無料配信中です。そのほか注目コメントをご紹介します。現在も放送中の『サザエさん』には「昭和の日本の家庭を描いているアニメが今はもう少ないから」と、昔懐かしい家族の団らんを描いている点が人気。2019年には『サザエさん』の初期エピソードがネット配信されたことも話題になりました。『シティーハンター』には「今年上映された映画をきっかけに本編を見ました。普段は女タラシですが、美人の依頼は完璧にこなす姿がカッコイイ」、『超時空要塞マクロス』には「それまでの野暮ったい“変形するロボット”ではなく、可変戦闘機というスタイリッシュさ。宇宙戦、空中戦は未だに古さを感じさせません」、『おそ松くん』には「大人になった『おそ松さん』がとにかく話題なので、六つ子の原点である『おそ松くん』もみんなチェックするべき!」、『北斗の拳』には「あえて今このときに199X年を詳細にイマジネーションしてもいいかな」と、物語の舞台に設定された199X年という年代に注目したコメントもありました。アンケートの上位は、シリーズや関連作品が制作されている作品が目立ちます。また『おそ松くん』や『パーマン』、『ゲゲゲの鬼太郎』など、昭和の時代だけでも複数回アニメ化されたタイトルもありました。次ページには投票があったタイトルの一覧を掲載しています。懐かしい名作から現在も人気のタイトルまで揃っているので、こちらもお見逃しなく!■ランキングトップ5[今だからこそ見てほしい昭和アニメは?]1位 『機動戦士ガンダム』2位 『タッチ』3位 『サザエさん』3位 『シティーハンター』3位 『超時空要塞マクロス』3位 『伝説巨神イデオン』(回答期間:2019年4月17日~4月24日)■投票があったタイトルを公開[今だからこそ見てほしい昭和アニメは?]『赤い光弾ジリオン』『一休さん』『うる星やつら』『おそ松くん』『きまぐれオレンジロード』『機動戦士ガンダム』『巨人の星』『ゲゲゲの鬼太郎』『ザ☆ウルトラマン』『サザエさん』『さすがの猿飛』『侍ジャイアンツ』『シティーハンター』『小公女セーラ』『聖闘士星矢』『それいけ!アンパンマン』『タイガーマスク』『宝島』『タッチ』『超時空要塞マクロス』『伝説巨神イデオン』『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドテラマン』『となりのトトロ』『ドラえもん』『ドラゴンボール』『パーマン』『北斗の拳』『マジンガーZ』『魔法の天使クリィミーマミ』『未来少年コナン』『無敵超人ザンボット3』『めぞん一刻』『六神合体ゴッドマーズ』(回答期間:2019年4月17日~4月24日)