「BNA」「LISTENERS」「グレイプニル」斬新なテーマが詰まった“SF”ジャンル作品を紹介！【2020年春アニメ】 (2020年4月22日)

続々と2020年4月アニメがスタート。皆さんはもう何の作品をチェックしようか決めていますか？今回は、新しくスタートしたアニメの中から、「SF」ジャンルに絞ったオススメ作品をご紹介。まだチェックしていない方は、ぜひこの記事を読んで興味を持ってもらえたら幸いです。■BNA ビー・エヌ・エー映画『プロメア』のスタジオTRIGGERが手掛ける最新TVアニメ『BNA ビー・エヌ・エー』。本作は、『リトルウィッチアカデミア』などの吉成曜さんが監督、『プロメア』『キルラキル』などで注目を浴びた中島かずきさんが脚本で初タッグを組むオリジナルアニメです。舞台は、歴史の闇に隠れていた獣人たちの存在が明るみになり始めた21世紀。ある日突然タヌキ獣人になってしまった影森みちる（CV：諸星すみれ）が、獣人特区「アニマシティ」で出会ったオオカミ獣人・大神士郎（CV：細谷佳正）とともに獣人化の謎を追ううちに、予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていく様子を描きます。注目すべきは、なんといっても“TRIGGERのオリジナルアニメである”ということ。昨今、原作ありきの映像作品が多い中、『プロメア』や『キルラキル』などオリジナル作品を多く生み出し、ヒットを飛ばしているTRIGGERは、かなり希少だと感じます。また、放送枠がフジテレビ「+Ultra」であることも期待できる要因の1つ。『revisions リヴィジョンズ』や『キャロル＆チューズデイ』などでアニメーションの新しい可能性を生み出す作品を多く放送しているからこそ、『BNA ビー・エヌ・エー』もまた私たちに何か新しいアニメの楽しみを提供してくれるのではないかと胸を膨らませるしかありません。■LISTENERS『カゲロウプロジェクト』のクリエイター・じんさんと『交響詩篇エウレカセブン』の脚本家・佐藤大さんがタッグを組み、音楽×アニメの新たな形を切り拓くプロジェクト『LISTENERS』。こちらもオリジナルアニメです。舞台は、音楽と呼ばれるものが存在しない世界。ゴミ山でスクラップ拾いをして暮らす少年エコヲ（CV：村瀬歩）が、身体にインプットジャックが空いたミステリアスな少女・ミュウ（CV：高橋李依）と出会い、ロック史に残る伝説を織り交ぜながらストーリーが展開します。“音楽”がテーマとなっている作品なだけあり、人間とアンプを繋いでロボットを動かすという方法が、かつてないほど斬新！ さらに、登場人物の名前も音楽用語がモチーフとなっているようで、音楽好きにはたまらない要素となっています。すでに第3話まで放送されており、ミュウや、ミミナシと呼ばれる敵の謎も深まっています。これ以上謎が深まる前に、ぜひ視聴してみてください。■グレイプニル“異形のSFアクション×ラブコメ”という、かなりかわったジャンルの『グレイプニル』。本作は、「ヤングマガジンサード」で連載中のシリーズ累計30万部を突破する同名コミックが原作です。“着ぐるみに変身する”という世にも厄介な特殊能力をもった少年・加賀谷修一（CV：花江夏樹）が、青木紅愛（CV：東山奈央）という謎の少女との出会ったことにより動き出すストーリー。巨大な災厄を引き起こす「コイン」を巡り、バケモノ同士の争奪戦に巻き込まれた修一と紅愛は、ふたりでひとつになって自らの運命を切り開いていきます。また、少しエッチな要素が含まれていることも注目すべき点。すでに放送された第1話では、修一が紅愛を助け出した際、気を失っている彼女の匂いを嗅いだり、パンツを脱がそうとしたりするシーン（!?）があり、SNSでは「エッチだ」「けしからん」などのコメントが多く書き込まれていました。さらに、怪しげなキャラクター「宇宙人」も登場。櫻井孝宏さんが声優を務めることもあり、おそらくこれから物語をヤバイ方向に大きく動かしてくれるでしょう。（C） 2020 TRIGGER・中島かずき／『BNA ビー・エヌ・エー』製作委員会（C）1st PLACE・スロウカーブ・Story Riders／LISTENERS 製作委員会（C）武田すん・講談社／グレイプニル製作委員会